Platform アドミニストレーター(旧 認定アドミニストレーター)の難しさは、合格点の高さよりも範囲の広さにあります。日本語版の公式受験ガイドの数値から、何問まで落とせるか、どの分野から勉強するかを逆算します。
- 試験の形式・合格点・受験料(日本語版の公式受験ガイドから)
- 8分野の配点と、分野ごとの問題数の目安
- 勉強時間の目安の出し方と、勉強の順番
- 確認問題3問(解説付き)
試験の基本情報
- 出題形式:多肢選択方式の 60 問と採点対象外の最大 5 問
- 試験時間:105分
- 合格点:68%(採点される60問のうち、約19問まで間違えられる計算。1問の重みが同じと仮定した目安)
- 受験料:¥30,000/再受験料 ¥15,000
- 前提資格なし
- 受験ガイドの版:Summer '25
合格点は35資格の中では中ほどです。ただし採点対象外の問題が混ざるため、どの問題が採点されるかは受験中には分かりません。全問を本番のつもりで解く必要があります。
出題範囲と配点
- データ管理&分析:17%(約10問)
- 設定とセットアップ:15%(約9問)
- オブジェクトマネージャーと Lightning アプリケーションビルダー:15%(約9問)
- 自動化:15%(約9問)
- セールス&マーケティングアプリケーション:10%(約6問)
- サービス&サポートアプリケーション:10%(約6問)
- 生産性向上とコラボレーション:10%(約6問)
- Agentforce:8%(約5問)
いちばん大きいのは「データ管理&分析」で、次に設定・オブジェクト・自動化の3分野が並びます。この4分野で出題の6割を超えるので、ここが合否を分けます。
「Agentforce」も独立した分野として入っています。配点は小さいものの、旧版の教材には載っていないことがあるので注意してください。
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Salesforce 認定 Platform アドミニストレーター
無料模擬試験 60問 / 模擬問題集 500問
まず無料模擬試験を1回解いて、分野ごとの正答率を見るのがいちばん早い現状把握です。
勉強時間の目安の出し方
勉強時間は人によって大きく違うため、当研究所では数字を断定しません。代わりに、次の手順で自分の目安を出すことをおすすめします。
- 無料模擬試験を1回解き、分野ごとの正答率を出す
- 合格点に届いていない分野を、配点の大きい順に並べる
- 1分野ずつ公式の学習教材で復習し、同じ分野の問題を解き直す
- 全分野が合格点を上回るまで、2と3をくり返す
全分野で合格点を少し上回るところまで来たら受験の目安です。苦手な分野が1つあっても、配点の大きい分野で取り返せることがあります。
勉強の順番
- 最初に:データ管理&分析(配点がいちばん大きい)
- 次に:設定とセットアップ・オブジェクトマネージャー・自動化(同じくらいの配点で並ぶ3分野)
- そのあと:セールス・サービス・生産性向上の3分野
- 最後に:Agentforce(配点は小さいが新しい分野)
参照する資料は日本語版にそろえてください。英語版とは画面の名前や用語が違うことがあり、日本語で出題される試験では混乱のもとになります。
確認問題を3問解いてみる
配点の大きい分野から1問ずつ、当研究所の無料模擬試験に載せている問題を選びました。解説まで読んで、知識の穴がないか確かめてください。
確認問題 1(データ管理&分析)
Salesforceのごみ箱(Recycle Bin)における削除レコードの扱いとして、正しいものはどれか。
- A. ごみ箱内は即時削除され復元不可。
- B. ごみ箱内に入ったレコードは期限を設けず無期限に保持され続け、管理者が手動で完全に削除しない限りそのまま残り続ける仕組みになっている。
- C. 一般ユーザーは自分が削除したレコードであっても復元する権限を持たず、復元は管理者に依頼する必要がある。
- D. 削除されたレコードはごみ箱に15日間保持され、期限が過ぎると自動的に完全削除される。
正解:D
Aは誤りで、削除直後のレコードはごみ箱に保持され、期限内であれば復元可能である。Bは誤りで、ごみ箱の保持期間には15日間という上限があり、無期限に残り続けるわけではない。Cは誤りで、一般ユーザーは自分が削除したレコードを自分のごみ箱から復元できるのが標準の挙動である。削除されたレコードはごみ箱に15日間保持され、その期限を過ぎると自動的に完全削除される。
確認問題 2(設定とセットアップ)
組織で設定する営業時間(Business Hours)の仕様として、正しいものはどれか。
- A. 営業時間は1つの組織につきただ1つしか作成することができず、設定した内容がすべてのケースに対して一律に適用される仕組みになっている。
- B. 営業時間はサポートプロセスの選択肢を制御する。
- C. 営業時間は複数作成でき、エスカレーションルールやエンタイトルメントの経過時間計算の基準として使える。
- D. 営業時間を設定すると、その組織に所属する全ユーザーの言語とロケールが、自動的に営業時間のタイムゾーンに合わせて変更される。
正解:C
Aは誤りで、営業時間はタイムゾーンや部門ごとに複数作成し、ケースやエンタイトルメントに個別に割り当てることができる。Bは誤りで、選択リスト値のビジネスプロセスごとの制御を行うのはサポートプロセスであり、営業時間とは別の仕組みである。Dは誤りで、営業時間の設定はユーザーの言語やロケール設定には一切影響しない。営業時間は複数作成可能で、エスカレーションルールの時間条件やエンタイトルメントプロセスのマイルストーン経過時間の計算基準として利用される。
確認問題 3(オブジェクトマネージャーとLightningアプリケーションビルダー)
Universal Containers社の管理者は、カスタムオブジェクト「保証書」を「商品」の主従関係の子として作成した。保証書ごとの件数を商品側で自動集計したいという要望があり、また商品が削除された場合は関連する保証書も一括で削除されてよいと確認済みである。
この主従関係の特性として正しいものはどれか。
- A. 商品(主)を削除すると、関連する保証書(詳細)レコードも連鎖して削除され、商品側に保証書の件数を積み上げ集計項目で表示できる。
- B. 保証書レコードには商品側の共有設定とは切り離した独自の共有ルールを設定することができ、商品のアクセス権とは無関係にレコードへのアクセス権を個別に制御できる。
- C. 保証書(詳細)レコードの所有者は商品(主)の所有者とは独立して管理されており、レコードごとに個別に所有者を変更することができる。
- D. 保証書側にある商品(主)を参照する項目は、レコードを作成した後であれば値を空欄に変更でき、主レコードとの関連付けを外すことができる。
正解:A
Bは誤りで、主従関係の詳細側は独自の共有ルールを持てず、共有設定は主の商品側に従う。Cは誤りで、詳細側のレコード所有者は主レコードに従う仕組みになっており、個別に自由変更することはできない。Dは誤りで、主従関係の参照項目は必須項目として扱われ、作成後に空欄にすることはできない。商品の削除に伴い保証書も連鎖削除され、商品側で保証書件数を積み上げ集計項目として表示できる点が主従関係の特性として正しい。
次の一歩
全範囲を本番と同じ比率で試したいときは無料模擬試験、分野ごとにもっと解きたいときは500問版を使ってください。
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Salesforce 認定 Platform アドミニストレーター
無料模擬試験 60問 / 模擬問題集 500問
無料模擬試験は本番と同じ出題比率で組んであり、全問に解説を付けています。
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資格別の一覧はSalesforce認定資格 模擬問題集 資格別リンク集にまとめています。
この記事の情報について
- 受験料・合格点・問題数・試験時間・前提資格は、各資格の日本語版公式受験ガイドを当研究所が1本ずつ読んで書き写した値です。英語版とは合格点・問題数・受験料が異なることがあるため、参照しているのは日本語版のみです。
- どの資格がどのカテゴリに属するかはSalesforce公式ヘルプ「Salesforce 認定資格一覧」(日本語版)に合わせています。記事のなかでの並び順は、読みやすさを優先して組み替えている場合があります。
- 試験の内容・形式・合格点・受験料は、Salesforce社の判断により予告なく変更されることがあります。受験前に必ず公式受験ガイドで最新情報をご確認ください。
- 公式に記載のない事項(試験の改訂日、出題形式の内訳など)は、推測で書かない方針にしています。
免責事項
- 非公式のオリジナル教材です:当研究所の模擬問題・解説はすべて独自に作成したものであり、実際の試験問題の複製・転載・流用ではありません。Salesforce, Inc.が提供・監修・承認したものではなく、同社と提携・協賛等の関係もありません。Salesforce、Trailhead等の名称・ロゴはSalesforce, Inc.の商標または登録商標です。
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