【初心者向け】これだけは覚えておきたいLinuxの基本コマンドまとめ
Linuxを操作する上で「これだけは知っておきたい!」という基本的なコマンドを、自分の言葉でわかりやすくまとめました。これからLinuxを触り始める方の参考になれば幸いです!
📁 1. ディレクトリ操作に関するコマンド
ディレクトリとは、ファイルが保存されている場所のことで、WindowsやMacでいう「フォルダ」と同じ概念です。
pwd (print name of working directory)
「今、自分がどこにいるか」を確認するコマンドです 。
ターミナルを操作していて迷子になったら、とりあえずこれを打ちましょう 。
$ pwd
/home/yamaura
ls (list)
ファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドです 。
オプションを使うことで、さらに便利になります。
-
-a: 「.」で始まる隠しファイルも含めた全てのファイルを表示します 。 -
-l: ファイルの詳細情報(権限、所有者、サイズ、作成日時など)をリスト形式で表示します 。
# 隠しファイルも含めて詳細を表示する
$ ls -al
mkdir (make directory)
新しいディレクトリを作成するコマンドです 。
$ mkdir code
💡 豆知識: -p オプションを使うと、存在しない深い階層のディレクトリを一度にまとめて作成できます(例:mkdir -p test/2019/08) 。
rmdir (remove directory)
「空の」ディレクトリを削除するコマンドです 。
中にファイルが残っているとエラーになるため、誤ってデータを消してしまう事故を防ぐことができます 。
$ rmdir code
📄 2. ファイル操作に関するコマンド
touch
空の新しいファイルを作成するコマンドです 。
すでに同じ名前のファイルが存在する場合は、中身はそのままに「タイムスタンプ(更新日時)」だけを最新に更新してくれます 。
$ touch README.md
rm (remove)
ファイルやディレクトリを削除するコマンドです 。
🚨 注意: Windowsの「ごみ箱」には入らず、本当に完全に削除されるため、実行には注意が必要です 。
-r : ディレクトリとその中身をまとめて削除します 。
-i : 削除する前に「本当に消していい?」と確認してくれます 。
$ rm -i README.md
mv (move)
ファイルを「移動」したり、「ファイル名を変更」したりするコマンドです 。
# ファイル名を file1 から file2 に変更する
$ mv file1 file2
# file1 を dir ディレクトリの中に移動する
$ mv file1 dir/
cp (copy)
ファイルやディレクトリを「コピー」するコマンドです 。
コピー先に同名ファイルがあると上書きされてしまうので注意しましょう 。ディレクトリごとコピーしたい場合は -r オプションを使います 。
$ cp file new_file
tail
ファイルの中身の「末尾(最後)の部分」だけを表示するコマンドです。
Webサーバーのエラーログなど、追記されていくファイルの最新情報を確認したい時に非常に重宝します。(-f オプションを使うと、リアルタイムで監視し続けることもできます)
# ファイルの末尾10行を表示する
$ tail error.log
🔑 3. 権限(パーミッション)とプロセス管理に関するコマンド
Linuxを安全に管理するために、権限や実行中のプログラム(プロセス)を管理するコマンドです。
chmod (change mode)
ファイルやディレクトリのパーミッション(誰が読み書き・実行できるかの権限)を変更するコマンドです。
rwxr-xr-x のような権限に対して、chmod u+r file のように記号で指定したり、chmod 755 file のように数値(絶対指定)でまとめて設定したりします。
# 権限を755 (所有者は全権限、その他の人は読み取り・実行のみ) にする
$ chmod 755 sample.sh
chown (change owner)
ファイルやディレクトリの「オーナー(所有者)」や「グループ」を変更するコマンドです。
Linuxではファイルごとに「誰のものか」が設定されています。システム管理者(rootユーザー)として特定のユーザーに権限を譲渡したい場合などに使用します。
# sample.txt の所有者を userA に変更する
$ sudo chown userA sample.txt
ps (process status)
現在実行中のプログラム(プロセス)を一覧表示するコマンドです。
プロセスにはそれぞれプロセスID (PID) という番号が割り振られています。aux オプションをつけると、全ユーザーの詳細なプロセス情報を確認できます。
$ ps aux
kill
実行中のプロセスやジョブを終了(強制終了)させるコマンドです。
バックグラウンドで動いている処理を止めたり、フリーズしてしまったプログラムを終了させたりする際に、ps コマンドで調べたPIDを指定して実行します。
# PIDが4965のプロセスを終了させる
$ kill 4965
いかがでしたでしょうか?
最初は覚えるのが大変かもしれませんが、ターミナルで実際に手を動かして入力を繰り返すことで、自然と指が覚えていきます。Linuxコマンドをマスターして、快適な開発ライフを送りましょう!