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【MCP】非エンジニアがClaude×NotionでAIアシスタント学びメモを作成してみた

Last updated at Posted at 2025-04-12

MCPで実現できるAIアシスタント付き学びメモ

今話題のMCPですが、先日Notionから、Claude DesktopのようなMCPクライアントからNotionのページやデータベースを操作できる機能が展開されました。

この機能を活用することで、以下のような作業が可能になります。

  • Claudeの支援を受けながらNotionコンテンツを作成・編集する
  • Notionのデータベースやページ内容をClaudeに分析させる
  • 複数のNotionページやデータベースの情報を統合して分析する
  • 定型業務を自動化する

本記事では、この連携から具体的にできることの一例
「AIの力を借りながら、Notionをメモ帳・学びポートフォリオとして活用する例」
を紹介します。
「MCPを活用してみたい!」という方にもおすすめです。
(「MCPとは?」という記事は既存でたくさんあるため省略します。)

作成したNotionワークスペースはこちら

image.png

このワークスペースは、AIと技術に関する情報を収集・整理・発信するための個人的な知識管理システムです。日々の学びや考えを記録・体系化し、将来の参照や知識共有に活用することを目指しています。

基本的にNotionはノータッチで、すべてClaude Desktopへのチャットベース操作で記事や文章の作成・編集を行います。

主要機能

各機能は対応するページ(「今日のAIニュース」「学びメモ」「ブログ投稿」)と連携しており、情報を体系的に整理・管理することができます。これらの機能を活用することで、AI関連の情報収集、知識の整理、コンテンツ作成のワークフローを効率化できます。

① AIニュースのピックアップ・要約作成

最新のAI関連ニュースを収集して、日付、タイトル、内容、ソース、カテゴリの情報を含めてデータベースに追加します。
カテゴリは「研究」「ビジネス」「製品」「倫理」「その他」から選択されます。

使用例:
「今日のAIトレンドニュースを教えて」
「AIの研究に関する最新情報をニュースに入れておいて」

image.png

② Q&A形式の学びメモ作成

特定のトピックについての知識やQ&Aを「学びメモ」に追加できます。
質問、回答、カテゴリ、タグ、学習日などの情報が整理されて保存されます。

使用例:
「OpenAIの最新モデルについて教えて」
「MCPに関する内容をQ&A形式で追加して」

image.png

③ ブログ記事投稿アシスタント

この機能を使うと、ブログ記事の作成やアイデア管理ができます。
「」と指示すると、ブログ記事の下書きが作成されます。
「量子コンピューティングに関するテーマをブログ投稿アイデアに追加して」と指示すると、アイデアメモとしてデータベースに追加されます。

使用例:
「AIとビジネスの関係についてブログを書きたい」
「MCPに関するテーマをブログ投稿アイデアに追加して」
「アイデアにある内容からブログを作成して」

image.png

使用手順

1.Claude Desktopに主要3機能いずれかのプロンプトを入力

  • 主要機能①「今日のAIニュースを教えて」
    →「今日のAIニュース」ページにニュース記事を追加する。

  • 主要機能②「〇〇について教えて」「〇〇に関する内容をまとめて」
    → 学びメモにQ&A形式で追加する。

  • 主要機能③「〇〇の内容でブログを書きたい」「〇〇に関するテーマをブログ投稿アイデアに追加して」
    → 下書きを作成する。アイデアを保管しておく。

2.Notionで作成を確認する。

Notionの該当ページへの反映を確認します。
例えば、ブログ記事管理はこんなふうに反映されます。

image.png

3. 学びの復習・他者への共有・ブログ記事の下書きリストとして活用する。

作って満足しがちな性格ですが、ここを活用するのが大事。
Notionならスマホでもどこでもアクセスできるので、しっかり学びポートフォリオとして活用したいですね。

Claude Desktopのチャットイメージ

image.png

image.png

このページの作成方法

0.事前準備

  • Notionアカウントの作成(ある程度の概要・操作知識)
  • Claudeアカウントの作成
  • Claude Desktopのインストール

すべて課金の必要ありません。

1. Notionインテグレーションの作成・トークン取得

  1. Notionの上記ページへアクセス
  2. 「+ New integration」ボタンをクリック
  3. 以下の情報を入力
    • Name: 任意の名前
    • Logo: 任意
    • Associated workspace: 連携したいワークスペースを選択
    • Type:Internal
    • Capabilities: 必要な権限を選択(ページの読み書き、コメント追加など)

作成後、「Internal Integration Token」が表示されます。
このトークンは機密情報ですので流出しないように気をつけてください。
トークンは後からでも参照できるのでメモする必要はありません。

image.png

2.対象Notionページにインテグレーションを追加

  1. 右上の「…」をクリック
  2. 「接続」というコマンドにカーソルを合わせると「コネクトを探す」
  3. 先ほど作ったインテグレーション(MCPserver)を選択

image.png

3.Claude DeskTopにトークンを連携

  1. Claude Desktopの「設定」を開く
  2. 「開発者」から「構成を編集」
  3. 「claude_desktop_config.json」ファイルを開く
  4. 以下コードに編集

「トークンを挿入」の部分に先ほどのトークンをペーストしてください。

claude_desktop_config.json
{
  "mcpServers": {
    "notionApi": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@notionhq/notion-mcp-server"],
      "env": {
        "OPENAPI_MCP_HEADERS": "{\"Authorization\": \"Bearer トークンを挿入\", \"Notion-Version\": \"2022-06-28\" }"
      }
    }
  }
}

最後にファイルを保存してClaude Desktopを再起動。
「running」になっていることを確認。

image.png

完了!
これでNotionとClaudeがMCPによって連携されました。

セキュリティと注意点

MCP連携は強力ですが、以下の点に注意が必要です:

  • アクセス権限の適切な設定 - Claudeに必要最小限のアクセス権限のみを付与することをお勧めします
  • 機密情報の取り扱い - 極めて機密性の高い情報はMCP連携の対象から除外することを検討しましょう
  • 変更の確認 - Claudeによる変更は必ず人間が確認するプロセスを設けると安心です
  • 監査ログの確認 - 定期的にアクセスログを確認し、想定外の操作がないか確認しましょう

アイデアはたくさん!あなただけのClaude×Notionアイデアを!

今回NotionとClaude DesktopのMCP連携によって、学びメモを作成しました。
Claudeのチャットで簡単に学びを追加・アクセス・共有できるため、学習のモチベーションも上がりそうです。(学習としてのありかたはさておき)

ほかにもClaudeにアイデアを吹き込むことでさまざまなNotionAI活用アイデアがあると思います。
ぜひ試行錯誤しながらMCPブームに乗って、日常生活を豊かにしましょう。

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