本記事の100字要約 by Claude
理系出身で教育系FC企業に新卒入社、3年目の社会人がIT業界へのキャリアチェンジを決意。半年間プログラミングスクールでPythonを学び、1ヶ月半の転職活動を経てAI系コンサルタント職として転職を決断。スキルアップと視野拡大を目指し、40社応募・10社面接・6社内定の末、最後には自分と組織の成長性を重視。「手・頭・心を動かせるコンサルタント」を目標にこの秋から新たなキャリアをスタート。
簡単に自己紹介
- 今年で社会人3年目
- この秋からAI・DXコンサルタントとして新キャリアスタート
- 大学は理系だがITは完全にノータッチ
大学数学は一通り学んだが直接活きる知識はほぼなし - 教育系のFC企業に新卒入社
ここでもIT職種ではなく、IT関係の実務経験はほぼ皆無 - 取得資格:基本情報技術者・G検定・統計検定2級
- 半年間プログラミングスクールに通い、Pythonを使ったデータ分析・機械学習を学習
- 2024年夏〜秋にかけて転職活動
- エンジニア・データサイエンティストを中心に求人応募していた(結果的にコンサルに)
簡単ですが、以上です。
ここから、①転職決断まで・②転職活動期間・③内定受諾後の3フェーズに分けてお伝えしていきます。
①転職を決断するに至るまで
きっかけ
転職を考えはじめたのがいつかと聞かれると、私の場合は「大学3回生の頃から」です。
新卒就活をしているときから、おそらく自分は生涯1つの会社で過ごし切ることはないと考えていましたし、その前提で1社目に入社しました。
私が学生のころから”転職=1つの社会現象的な立ち位置”になっており、いわゆる”転職が当たり前の世の中”でした。
そのため、私も特に意識して動かずとも転職という動き方は耳に入ってきていましたし、おそらく自分の性格的にもそうなるだろうなという直感がありました。
もちろんこれを選考の最初から馬鹿正直に言っては受からないので、わざわざ言ってはいません。申し訳ないという気持ちと、「全員が一生一社に勤め上げる前提で新卒一括採用をしている企業が悪いだろ〜」という気持ち半々でした。
転職することを決めた理由
私が転職を決めた理由は「自分のスキル・知識・視野をもっと広げたいと考えたから」です。
なぜこう考えたかというと、1社目で学べるスキル・知識が想像していたよりもはるかに今後のキャリアに対して再現性のないものだったからです。
決して1社目の悪口を言いたいわけではないので詳しい言及は避けますが、歴史も長く元々この1社に骨を埋める社員が多かったので、そうした閉鎖的な環境が生まれていました。
新卒就活をしていた学生の頃には見えなかったものですし、そこから私自身の考えの変化や見方の変化もあると思います。
そのためいつか転職すると決めていた自分にとっては、どちらかというと「いつ転職するか」を説明できるほうが大事でした。
もちろんいつか転職するとは言っても、1社目を妥協したわけではありませんし、まずは1社目でやりたいことをやりきろうと思っていました。自分の頭の中で具体的なキャリアプランを描いていたわけではないのですが、当初「3〜4年くらいかな〜」と思っていました。
それが2年半でやめることになりました。
このような決断ができた理由としては、「未経験の業界・職種に挑戦するなら、早いうちにしないとどんどんチャンスが失われていくことを感じたから」です。
巷では「まず3年は頑張ろう!」のようなことをよく言われていますしそれをなんとなく受け取っていた自分がいたのですが、よく考えると根拠もないですし、なんなら早い方が次の会社にとってもいいはずです。(実際いろんな選考でそう言われました。)
おそらく「2社目も早期離職するのでは?」と疑われるのを避けるためでしょうけれど、それを払拭できるだけの主張ができればいいのだと思いました。
そのほかのダメ押し(追加理由)
転職を決めた1番の理由を述べろと言われたら「自分のスキル・知識・視野をもっと広げたいと考えたから」になりますが、付随する理由はいくつもあるのでいくつか共有します。
判断を正当化したいだけかもしれませんが、材料は多い方が自信を持てると思っています。
- 社内で正当に評価してもらえなかったから
年功序列の風土に本当うんざりでした。古き良き文化の裏返しだと思います。 - 来年度も今と同じような業務・PJになりそうだったから
- Pythonの学習が想像の数倍楽しかったから
プログラミングが楽しいというよりは、知識を学ぶことと奥行きある世界が好きなんだと思います。 - 家庭を持つ前に東京に住んでみたかった
これまでも何度か居住地は移しているのですが、関東に住んだことがなく若いうちかな、と思っていました。
②転職活動期間
転職活動の軸
- 成長性:売上は右肩上がりか
- 組織:200人以下を目安
- 職種:ハードスキルが身につくか(だからエンジニア系が中心だった)
情報収集〜書類準備
私はリクルートエージェントを使用していました。
転職活動自体の準備にかかった期間は2週間もないと思います。元々アプリ自体はいろいろ登録して半年ほど求人を眺めており、ようやく面談を申し込んだという流れです。
友人からのアドバイスで「エージェントを使う」ということだけは決めていました。後からよくわかったのですが、日程調整や辞退希望などを代理で伝えていただけるのはとても有難いことです。
以下、私が抱いた印象です。
- リクルートエージェント…求人も多く操作性もいい。エージェントは少しドライな印象。
- doda…エージェントの面倒見が良い。逆に丁寧すぎる印象。
- enジャパン…求人を探しやすくアプリデビューしやすい。ただAMBIは心が折れる笑。
- その他ベンチャー系…自己分析から選考対策までとても丁寧だが、求人が少ない。
エージェントどれ選ぶ論は結局人によると思いますし、エージェントの担当者によるのだと思います。私の場合、リクルートの担当の方がすごく会話のテンポが合う方で、かつ自分の転職の軸を一番理解してくれているように感じました。
転職の軸固めや自己アピールの整理など、いわゆる自己分析はエージェント担当の方に適宜お願いしていました。合計2時間くらいかと思いますが、求職者側の適性や希望に合わせているように思います。
書類はある程度自分で作成し、添削していただく…という往復を3回ほど繰り返しました。
書類提出〜面接
書類は合計40社ほど提出、1回でも面接ができたのは10社ほどです。
最初の面接から最後の面接までは1ヶ月半ほど。
事前にエージェントの方から「中途は書類通過率20%くらいだから気にせず!」と聞いていましたが、実際に目の当たりにすると最初はショックでした。が、徐々に慣れていきます。
むしろ応募するだけはタダなので、絶対無理だと思っても少しでも気になったところにはとにかく応募しました。
1つ1つの企業に志望動機を書かずに、1つの書類でバンバン応募できるのも大手エージェントのいいところだと思います。(逆に1つ1つ丁寧に書くタイプのエージェントだったら受かってたところもあるのかも?)
そして実際に選考を受けると、求人票だけではわからない情報や雰囲気もよくわかりました。
選考を受けていくなかで志望度も変わるとよく言われるらしいですが、その通りだと思います。実際、私が内定受諾した会社も求人票を見ていた時点ではまだそこまで志望度が高くありませんでした。
私が面接で、意識していたことは以下です。
- 説得力のある”御社だけ”の志望動機
- 自分の強みは「自走力」であること
- ありのままの自然体で話すこと(原稿は用意しない)
また絞っていたわけではないのですが、エンジニア・SE職も受けていたので、これまでのPythonの学習やKaggleの実践などをまとめた本QiitaプロフィールURLも履歴書に記載していました。
こちらも有難いことに、面接の機会をいただけた企業のほとんどの方から読んでいただけました。
「未経験だけどチャレンジしたい!私はやれます!」と説得力を持って伝えることができたと思います。
内定獲得〜受諾
実際に内定をいただけたのは6社。エンジニアとコンサルタントでちょうど半々。
本当に有難いことですし、どのキャリアもわくわくできるものだったので、最後の最後まで悩みましたが、決め手は「自分と組織の成長性がどちらもバランスよく高いと感じた点」です。
「こうしてよかったな」と思うのは、応募企業へ書類提出→面接→内定…という期間のほとんどを同じ時期に揃えることができたことです。
これが大きくズレると、「志望度の高い会社の内定受諾期間が来週までだが、もっと気になっている会社の面接が2週間後にある…。」と言った現象に陥ります。
私も少し危ない場面があったのですが、そこも上手くエージェントの担当の方に調整していただきました。
③転職活動終了(内定受諾)後
退職交渉・職場への挨拶
退社を希望する旨を職場の上長へ正式に報告をしたのは「内定受諾をして入社日を決めたあと」です。
私の上長はとても懐の広い方だったので残念がりつつもスムーズにやり取りをしていただけたのですが、ここで揉めることは本当にあるあるなようです。
「退職交渉は無事進んでいるか?」とエージェントから何度も何度も確認されました。ここだけはかなりしつこいなと思っていたのですが、あちらもそうした経験がたくさんあるのでしょうね。エージェントの信頼・責任にも関わってくると思うので仕方ないです。
転職関係のネタであまり焦点が当てられませんが、私は職場のチームメンバー・いつもお世話になっている顧客に、退職する旨を伝えるのがとても心苦しかったです。
自分で決断したこととはいえ、お世話になった方々へ伝えることはとても勇気と体力が必要でした。怒られるかなーとかがっかりされるかなーとか。結果的に応援してくれる方が多くいてくださり安心ではあったのですが、それはそれで心にダメージが…。
今も寂しいですしそんな自分は我儘としか言いようがないのですが、元社員という看板を背負いながら次の職場でも成果を出すことがみなさまへ1つの恩返しだと思うようにしています。
1番信頼していた同期からの言葉
とは言いつつも、諸々の退職手続きをしていくなかで、
「この選択で本当に良かったのだろうか?」
と日々思い続けていました。
メンタル強い方だと自負していますし次のキャリアが楽しみなのも間違いないのですが、いざ退職日が眼前に迫ってくると、今の恵まれた出会いを捨てることへの躊躇が大きくなるもののようです。
そんなことを、この2年半仕事もプライベートも一緒に戦い楽しんできた同期に話したのですが、
「いやそれは私も寂しいけど、絶対⚪︎⚪︎(私の名前)もっと活躍できるやん!もったいないよ!そのための転職やろ?」
と言ってくれました。
割とありきたりな言葉ですし他の方からも社交辞令的にいただいた言葉でもありますが、
私の性格や考え、仕事の状況を1番知ってくれている信頼できる友人だからこそ、とても効きました。
この投稿とは少し逸れた内容になりますかね。すみません。
ただ今回の色々を経て、
「大きな決断は1人でできても、決して気持ち良くはできない」と思いました。
せっかくのキャリアチェンジという大きな機会。
前向きに明るいものにしたいと思っていますし、今そうできているのはこの友人のおかげです。この投稿をご覧いただけている方の中で、これから転職検討する方・決断する方は、1人で抱え込みすぎず、信頼できる人たちがどう思うかをぜひ尋ねてみてください。
目指す人間像・これからの目標
結果的に、AI系のコンサルタント職へとキャリアチェンジすることになりました。
エンジニア系で考えていた数ヶ月前の自分はきっと驚くと思いますが、大切にしている価値観は変わっていないので、今のところはまだ後悔していません。
これから知識や経験をたくさん積んで、「手・頭・心を動かせるコンサルタント」になりたいと思っています。
目標の具体度を上げるのはこれからですが、自分なりのクレドとして、
- 知識を習得し続け、できることを増やし続ける
- 自分の頭で考える
- 明るく元気に、人との出会いを楽しむ
以上は継続していきたいと思っています。