はじめに
Sequence MakerはExcelから測定器を制御可能にするアドインです。Sequence Makerは様々なシーケンスを自由に組むことができますが、シーケンスの組み方を工夫すると、PCアプリに近いものを作ることができます。ここでは実際にSequence Makerを使って作られたメモリーダウンロードツールを紹介したいと思います。ファイル自体はExcelで作られているので、シーケンスを組むときの参考にもなるかも!?なお、Sequence Makerについての詳細は以下の記事を参照ください。
お断り
本記事の内容はSequence Maker開発元の公式見解ではなく、あくまでも個人が趣味の範囲内で執筆しているものです。記事の内容について開発元へ問い合わせることはお控えください。ご質問・要望などは各記事のコメント欄へお願いいたします。
IR5050シリーズ メモリーダウンロードツール
何ができるか?
このメモリーダウンロードツールを使用することによりIR5050(高電圧絶縁抵抗計)シリーズ本体のメモリーデータをパソコンへ転送、パソコンから本体の設定を行うことができます。
(https://www.hioki.co.jp/jp/support/versionup/detail/?downloadid=1627 より引用)
※本体とパソコンを接続するためには、DT4900-01通信パッケージ(USB)の専用通信アダプタが必要となります。
※Office365のExcelのみ動作します
ダウンロード
ツールは以下からダウンロードできます。
最初の準備
ZIPファイルを解凍したら、Excelファイルを開いてみましょう。最初のシートに説明書きがあります。以下の準備が必要です。
- DT4900-01(通信モジュール)のドライバーインストール
- Sequence Makerのインストール
Sequence MakerはVersion 1.5以上が必要です。
使ってみる
詳しい使い方もExcelシートに書かれています。私はIR5050の実機を持っていないので、実際に通信を試すことはできませんが、基本的にはそちらを読めばわかるでしょう。
まとめ
今回はIR5050シリーズ メモリーダウンロードツールの紹介をしました。Excelファイルを見ると、コマンドでの制御の仕方や、受信した測定値の処理方法など、いろいろと参考になるところがありそうです。