Microcredential 4冠した話
AWSの"Microcredential"なるものを4冠達成したので忘れないうちに所感を書いていきたいと思います。
2026/03/25時点で4冠達成はおそらくほぼ最速クラスだと思います。
ことの経緯
2026/03/25(水)、下のポストをXでお見かけしたため、これは早速やるしかないなーと思い立って、即日で
・AWS Application Networking Demonstrated
・AWS Incident Response Demonstrated
を取得してみました。
そもそもMicrocredential(s)とはなに?
簡潔にいうと『マネコンから実際にリソースを操作して、事前に用意された課題を解決してスキルを試す』ものです。
「知っている」がいわゆる既存のAWS認定試験だとすると、「解決できる」を証明するのがMicrocredentialということになります。
画面イメージなど含めて詳しい解説はぜひ下記公式ブログを参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/microcredentials/

(上記ブログより引用)
今あるMicrocredentialsの種類について
元々2種類からスタートしていますが、
上記の通り2つ追加され、現在は合計4つとなっています。
https://skillbuilder.aws/category/type/microcredentials
- AWS Serverless Demonstrated:サーバレス分野に関する実証
- Agentic AI Demonstrated:エージェンティックAI分野に関する実証
- (新)AWS Application Networking Demonstrated:アプリケーションネットワーキング分野に関する実証
- (新)AWS Incident Response Demonstrated:インシデント対応の実証
いずれも出題の趣旨としては
何かうまく使えない部分があって、変更を加えることで解決してほしい
何かセキュリティ的に危ういところがあるので、あるべき姿にしてほしい
というような趣旨で課題を解決していくものになります。
AWS認定試験と違うところや特徴など
前述の「解決できる」を証明する試験のため、AWS認定試験とは異なる特徴があります。
-
SkillBuilderのサブスクリプション課金で受験する点
-
好きな時間に受けられる
-
マネコンで実際に操作して起きている課題を解決する
など、色々と違いはあるものの、体感上かなり異なると感じる点としては -
ネット検索や生成AIに色々と聞くことが基本的に認められている
という部分です。
おそらく思想として「知っている」を測るものではなく、実際に「解決できる」を測るもののため、業務で普段使っているものは使っても当然OK、ということなんだろうと思います。
正しく調べる力があれば課題は解決できる、ということです。
とはいえ「CLIに繋いでKiroに調査させる」「マネコンAmazonQと壁打ちする」
みたいな直接的に解決させる方法は取れない(権限が払い出せない)ので、普段からそのような課題解決している場合は注意が必要です。
あくまでも状況を自分で整理しながら試験を進める必要があります。
当然ですが隣に有識者を置いてアドバイスもらうということも「ポリシー違反で不可」です。
試験中について
AWS認定試験と同様、最初に注意事項などがあり準備ができれば開始
→90分のカウントダウンスタート!
となります。
試験開始と同時に1つAWSアカウントが用意され、
それにアクセスし、出題される6〜7つの課題を1つずつ解決していくことになります。
基本的には1つ課題が解決すれば、「検証」のようなボタンを押して、確認をとってもらいます。
問題の内容は詳しくいえないのですが、だいたい1問につき3つ〜4つ程度のリソースを追加・修正することにより、ある1問の課題を解決するという仕組みになっています。
ペナルティは無しで何度でも提出して検証してもらうことができるので、できたと思ったタイミングでボタンを押していくようにしましょう。
これは少し意図しないハックになってしまいますが、とりあえず検証ボタンをおすと「〜ができていません。〜を確認してください」というようにある種のヒントが与えられるので、どうしてもわからない問題があれば活用可能です。
そうはいっても、いずれもリソースの修正・追加・削除を求められます。全ての問題はシナリオ上繋がっていたりするので、あまりに破壊的なことを実施すると後戻りが効かずに終わってしまうことも考えられるので、適当は禁物です。
明示的に終了ボタンを押すか、90分がすぎたら強制的に終了となります。
こんなことする人はいないかと思いますが、誤って他のAWSアカウントを立ち上げてしまうと、その時点で試験用アカウントのセッションが破棄され、アカウントに入るための一時リンクも無効になってしまいます。そんなことをしないのが一番ですが、そうなってしまったら落ち着いて全てのタブを閉じSkillBuilderから試験を開き直しましょう。そこから途中再開できます。
試験終了後
試験終了後は簡単なアンケート(他人に勧めたいか、技術的な問題が発生したか)などを答え、即時に試験結果が出ます。
AWS公式認定のため、Credlyのバッジもそのタイミングで発行されます。

合格基準/難易度など
6〜7問あるうちの全てをクリアしないと合格できないか、というとそうではなく、1〜2問落としても合格はするものと思います。(詳しい基準はわかりませんが、実体験として1問間に合わずに落としても合格しています。)
少し対応難しそうな問題があれば飛ばしてみる、というのも戦略としてはありです。ただし、前半で詰まるとその状態のまま次に進むのが困難になりうることはあるかと思います。
難易度的には、「普段からマネコンを触って、業務を実施している方なら生成AIなども相棒にしながら十分に合格できるレベル」です。
CloudShellが封じられているため若干CLI派には面倒な面がありますが、一年程度画面を触って、VPC構築から何個かのサービスを構築した経験があれば受験の下地はあると言えそうです。
一方でほとんど業務でAWSを触らないけど勉強してPractitionerやAssociate系資格は取った、というレベルの方にはそこそこ難しいと思われるレベルのため、個人的にはもっとこちらが評価される世の中になればいいのに、と思います。
ちなみに難易度はほぼ変わらないものの個人的には
Incident Response > Application Networking >= Serverless >= Agentic AI と感じました。
Incident Responseは試験概要通り調査対応になるので、すこし面倒な印象があります。
最後に(Microcredentialへの期待も込めて)
残念ながらまだこの資格自体、あまり知名度はないです。取得しても他のAWS認定試験よりも世の中には認められづらいということもあると思います。(有効期限が1年なのも地味に辛い)
とはいえ、時々話題になる「お勉強だけできてもね。」という資格不要論に対してこのMicrocredentialは一つのアンサーになると思っています。
(もしそう言ってくる人がいればこの試験を受けさせてみましょう)
また、初心者から中級者へのステップにおいてかなり有効なマイルストンになります。
月に29ドルのSkillBuilderサブスクリプションへの課金が必要なので、若干気が引けるところはありますが、4つの試験を全て1ヶ月に受け切れば29ドルで済む、ともいえますので、ぜひ皆さんも受験してみてください!
BuilderIDさえあればアクセスできますので、まずはお試し版を受けることをお勧めします!
https://skillbuilder.aws/category/type/microcredentials

2026/04/24追記(無料で受けられるようになったらしい)
無料で4資格とも利用できるようになったようです!今ならタダです!
