AWS Summit Japan 2025とは
もはや説明するまでもないかもしれない大イベントですが、
『日本最大の "AWS を学ぶイベント"』です。6月25日,6月26日の2日間開催で両日参加してきたので、気になった点、気をつけたい点などのレポートをあげたいと思います。
ちなみにセッションの一部(ほとんど)はオンデマンド配信で見られるようなので、ぜひ以下のURLからどうぞ。
会場着
Day1は9:45ごろに到着したのですが基調講演の指定席(お弁当配布券つき)は、この時間時点で配布終了していたということで、開演のだいぶ前から少なくとも5000〜6000人は入っていたことになりますね。
※ちなみに登録者は 6万3000人 超えだったとのことです。すごい。

Day2は会場直結のアパホテルに泊まっていたこともあり、8:30ごろには到着したところ、余裕でスペシャルセッションの指定席を得ることができました。朝に行くとドリンクを1本もらえることもあり、早起きは三文の徳的なところがあります。
入ってすぐに見えるのがパートナー企業ブース(展示場4〜6)です。名前や製品名を聞けば「あぁ、あの!」となる企業ばかりが出展されていました。
この左奥に繋がっている展示場7、8が基調講演やAWS Expo(AWSの主催の展示)の場所になっており、改めて規模の大きさを実感しました。

基調講演/スペシャルセッションスタート(11:00ごろ)
Day1,Day2ともに指定席が埋まってしまっても立ち見はできますので多少の並び遅れは問題ありません。多くの方が立ち見をされていた印象です。

印象的な内容(Day1)
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日本企業はコンサバではない、新しい価値創造に積極的(白幡AWSJapan社長)
▶︎確かに少なくともエンジニア(というかビルダー)はアツくて、先を見据えてる人は多いなと最近思いますね。その後、日本企業の82%は生成AIを採用済みという話もありました。とはいえ、AIコーディングを業務に落とし込んでいるようなレベルからAzureOpenAIをGPT3.5でホスティングしているレベルまで、色々ありそうではありますが。 -
Oracle Database@AWS、Amazon Elastic VMware Service(EVS)がもうすぐ提供開始(白幡社長)
▶︎どちらのサービスも、OracleやVMwareが深く根付いているがために、ある意味コンサバ化している企業にも良い影響があるのではないかなと。大きなものをクラウドに載せれば小さいものも間違いなくクラウド化していきますしね。AWS Transformが基幹システムの置き換えをやってくれる、というのもその一歩目の一つかな。 -
EC2は現在850を超えるインスタンスタイプがある、またこの2年間で追加されたCPUキャパシティの50%はGravitonだった(パサックAWS副社長)
▶︎大規模GPUのインスタンスにも、Gravitonにもあまり縁がなかったので気づきませんでしたが、やはりこの辺りはサーバレスの需要ばかりが占めているわけではないし、しっかり新しい基盤のもとでシステムを動かしていくエンジニアの仕事もまだまだ需要があるのだろうと思いました。 -
Anthropicの日本オフィス開設!(ジェンセンAnthropic上級副社長)
▶︎これがどんなことをもたらすのか、私レベルにはまだわからないですが、アジア初というのは喜ばしいことなのかなと思います。
他にはAmazon SageMaker Unified Studioの紹介をされていたのが非常に心に残っていて、(でもお高いんでしょう?と思いつつ)業務に取り入れられれば、データ活用の一歩として素晴らしいものになるだろうなと思いました。『AWS-13:データと AI を統合する Amazon SageMaker Unified Studio の世界』が参考になりそうだったため、このあとオンデマンド配信を見ようと思います。
印象的な内容(Day2)
- セキュリティインシデントは他人ごとじゃないぞ!(夏野ドワンゴ社長)
▶︎Day2のスペシャルセッションはこれに尽きるといっても過言ではないくらいリアルで、生々しく、心にのしかかる内容でした。セッションにNTTドコモが並んでいたのも何か感慨深いところがありました。
基調講演終了、各セッション・ブースへ(11:30〜)
ここからは15のルームに分かれてのセッションになります。
セッションだけではなく、AWS Expoで展示を見るもよし、企業ブースで製品やサービスの話を聞いたりノベルティを集めるもよし、コミュニティセッションを見るもよし、そこかしこで開かれているミニセッションに足を止めるもよしといった感じで、参加者の目的に合わせてさまざまな学びがあります。各セッションはさすがにまとめきれないため、ぜひオンデマンド配信でご覧ください。生成AI関連のセッションが多数を占めていましたが、切り口はさまざまでした。個人的には
- CUS-01:製造業での Agentic AI による改革推進: 三菱電機のエンタープライズアジャイルと Amazon Bedrock 事例
- CUS-43:Oracle から Aurora へ:クラウドネイティブで切り拓くビジネス DX 基盤刷新とビジネス貢献
の2つのセッションが現在の自分の悩みにぴったり合致しており、非常に参考になりました。
ある意味生成AIで個々の人がざっくりやりたいことをできるようになった今こそ、しっかりした戦略が大事ということはどのセッションでも共通していたように思います。

特にCommunity Stageでは「かゆいところに手が届く」ようなセッションが、多数開催されておりつい足を止めてしまうことが多かったです。特に写真の「AWS アーキテクチャー作図入門 2025年 Summer Ver.(松下さん)」が非常に参考になりました。なんとなくでも書けなくはないAWSのアーキテクチャをよりよくしていくため、気をつけることがたくさんあると感じました。AWSの作図規約はもう一度ちゃんと確認すべきですね。
そのほか、QuizKnockのみなさんとクイズ対決(クイズサイトはAWSが基盤になっている!)をしたり、AWS AmbassadorsやTop Engineersの表彰を見てモチベーションを上げたり、随所にBuildersのモチベーションを向上させる工夫がありました。
セッションや企業ブースを回るにあたって気をつけておきたいこと
2日間Summitに参加して、以下の学びを得ました。何かの参考になればと思います。
- 有線イヤホンを持ってくるべし!
▶︎AWSセッション(ルームA〜E)は「無音セッション」(=いわゆるスピーカーがなくレシーバーにイヤホンを繋いで聴く形)になっています。一応チェックイン時にイヤホンは配布されるのですが、包み隠さずいうとかなりの安物です。イヤホンが耳に合いづらい方は3.5mmイヤホンを持っていくことをお勧めします - 翌日からのメールに注意すべし!
▶︎パートナーブースに立ち寄ると、首から下げているパスの「QRコード」を読み取られます。これをもって企業へ参加者情報を渡す、ということになるようで、その後メールがじゃんじゃん入ってくるようになります。良くも悪くもですが、翌日からも情報収集は続けていくことになります - 体力をつけておくべし!
▶︎やはり会場内は広いです。体力をつけておきましょう。屋内イベントだからといって侮るなかれです - 初心者でも恥は捨てておくべし
▶︎(営業だからではありますが)ブースの方々やAWSのSAさんなど皆さん優しく話を聞いてくれますし、気づきを与えてくれます。無知を曝け出してしまっても多くの参加者の中の一人なので、好きなところで好きなことを聞いてみていいと感じました。私も特に2日目は積極的に声をかける・かけてもらいにいくを心がけました - なんか違う、と思えばセッションを途中で変えるべし!
▶︎各ブースは基本的に当日でも聞きにいくことができます。タイトルと少し期待していた内容が違えば、他のところに行くのが良さそうです。私も1つのセッションを最初の5分聞いて期待と異なっていたため、別の候補のセッションに行きました。そんなことで白い目をされることはありません。
### 夜のお楽しみ
1日目が終わった後、普段は関西にいるためなかなかお会いできないみなさまと食事し、飲みに行けたのが非常に楽しかったです。これもやっぱり一堂に会するイベントの醍醐味ですね。新たな出会いもありました。JAWS界隈の皆様ありがとうございました!
最後に
AWS Summit Japan 2025への参加を通じて、改めてAWSに関わる皆さんのアツさを肌で感じることができました。
オンデマンド配信でセッション内容は後から確認できますが、やはり現地でしか感じられないアツさがあると思いました。この記事も来年の参加における参考になれば幸いです。
