はじめに
Microsoft認定資格 Azure Solutions Architect Expertの試験を受けてきました。
これはその体験記録です。
Azure Solutions Architect Expert とは
Azure Solutions Architect Expertとは、数多あるベンダー独自の資格のうち、Microsoftが主催しているものです。
引用すると、このようなもののようです。
Azure Solutions Architect Expert 認定資格の受験者は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの側面を含む、Microsoft Azure で実行されるソリューションの設計と実装に関する専門知識を持っている必要があります。
(snip)
この認定資格の受験者は、ネットワーキング、仮想化、アイデンティティ、セキュリティ、ビジネス継続性、障害回復、データ プラットフォーム、予算編成、ガバナンスなど、IT 運用の高度な経験と知識を持っている必要があります。
難しいですね。。。
資格を取得するには
2つの試験に合格する必要があります。
AZ-300/AZ-301 は、2020年9月末でリタイアすることが決まっており、これから受験する人はAZ-303/AZ-304になります。
2020年9月現在では、AZ-303/AZ-304はベータ版という位置づけで、英語版しかありません。
試験勉強について
AZ-300 、AZ-301 にあるオンラインの教材を実施しました。すべてを実施したわけではなく、使用したことのないサービスについてだけ実施しました。
試験の申し込み
AZ-300 、AZ-301 の画面から、受験の申し込みサイトへリンクしています。
バウチャーチケットを持っていなかったので、普通にクレジットカードで支払いました。
1回落ちても、2回目は無料 のキャンペーンを使えるとうれしかったのですが、AZ-* 系の新しいロールベース試験は対象外だそうです。残念。
試験の持ち物
身分証明書が2点必要です。自分は運転免許証と保険証を持っていきました。
試験会場には身分証明書以外は持ち込めないので、逆に他には何も入りません。
試験の受け付け
予約時間の15分前までに会場に到着し、受け付けをする必要があります。
受け付けでは、試験の説明、署名、写真撮影を行います。
長丁場になるかもしれないので、お手洗いにも行っておきましょう(途中退室もできるので、急な腹痛でも大丈夫)。
身分証以外のものはロッカーへしまいます。
試験開始は予約時刻とは関係なく、受け付けが終わり次第始まります。
試験について
試験はComputer Based Test (CBT) です。マウス操作のみで完了します。筆記はありません。すべて選択式です。
CBTですので、試験が終わると同時に点数と合否が画面に表示されます。
AZ-300 について
試験時間は180分です。
1問あたり4分強の時間があるので、だいぶ余裕があります(考えるような問題はなく、知っているか知っていないかで答えられる問題ばかりなのです)。
実技試験はありませんでした。
問題は、Azureの個々のサービスや要素技術に関してのものでした。
自分が受験したときは、以下のようなものが出題されました。
- VNET
- VM
- Azure AD
- Storage Account
- Recovery Service
- AD Connect
- オンプレActive Directory
- Application Gateway
- Load Balancer
- Service Bus
- Event Grid
- Event Hub
- AKS
- Docker
AZ-301 について
試験時間は180分です。
AZ-300と同様に、時間はだいぶ余裕があります。
実技試験はありませんでした。
問題は、個々のサービスについてのものは少なく、サービスとサービスの連携に関するものが多かったです。
AZ-300に追加して、以下のようなものが出題されました。
- DataLake
- Monitor
- Log Analytics
- Data Factory
- Batch
- Site Recovery
試験を終えて
全問解答して試験を終えると、画面に結果が表示されます。
AZ-300 : 743点で合格でした。
AZ-301 : 728点で合格でした。半分くらいわかりませんでした。運で受かった感じです。
最後に試験結果を印刷した用紙をもらえます。受け付け時に撮影した顔写真も載っています。
ロッカーから荷物を出して帰りましょう。
バッジをもらう
2つの試験に合格すると、お祝いのメールが試験申し込み時に使用したメールアドレス宛てに届きます。
メール中のリンクを辿ると、バッジ をもらえます。
最後に自分について
長らくプログラマ/ネットワーク/*nixなエンジニアをしています。Windowsは苦手です。
Azureはここ数年使っています。
使ったことのあるサービスはVM、App Service、Storage Account、VPN Gateway、Application Insights、Log Analytics Workspaceといった程度です。