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お題は不問!Qiita Engineer Festa 2023で記事投稿!

[AWS] SES(Simple Email Service)でメールを受信する - お試し編

Last updated at Posted at 2023-07-09

はじめに

AWS SESを使用して、メールを受信してみます(送信ではありません)。

まずはシンプルにS3へ保存する設定をAWSコンソールからやってみます。

(SESでのメール受信って、2015年からサポートされているんですね。知らなかった。。。)

AWSコンソールから設定

リージョンを選ぶ

今のところ、メール受信は3つのリージョンが対応しているそうです。

  • US East (N. Virginia)
  • US West (Oregon)
  • Europe (Ireland)

どれか使い勝手の良いリージョンを選びます。

SESサービスを開く

SESサービスを開くと、Email receiving というメニューがあるので選びます。

image.png

ドメイン所有者確認

始める前に、ドメイン名を検証しろというメッセージが表示されました。

image.png

画面に従い Create Identity をクリックします。

こんな画面になりました。

image.png

メールサーバはまだないので、Domain を選びました。ドメイン名も入力します。

他のオプションは送信時用なのでそのままです。

image.png

DKIM使うみたいです。

image.png

DKIMを設定

というわけで、いったんAWSコンソールを離れてDKIMを設定します。

既に設定されている場合や、Route53を使っている場合はスルーでよろ。

秘密鍵を生成

とりあえず何も考えずRSA 2048ビットでドンと作ります。

openssl genrsa -f4 -out private.key 2048

-f4 は公開指数(public exponent)を 0x10001 = 65537 にするオプションです。

(公開指数がなんぞやというのは、「RSA鍵の要素と暗号化」 がわかりやすかったです)

公開鍵を生成

openssl rsa -in private.key  -pubout -out public.key

DNSにTXTレコードを追加

以下のようなDNSレコードを追加します。

名前
セレクタ._domainkey.ドメイン名
種類
TXT
p=公開鍵

セレクタ は、適当な一意の名前です。サービスごとにDKIM使い分けたり、秘密鍵を更新したりしたいときに、区別するために使います。

こんな風に追加しました。
これはとあるDNSサービスの管理画面です。

image.png

opensslの生成するファイルは、改行等が入っていますので、こんな感じに削除するとよいかもです。

grep -v '\-\-' < public.key | tr -d '\n'

AWSコンソールに戻りまして

ドメイン所有者確認(続き)

Advanced DKIM settingsを開いて、**Provide DKIM authentication token (BYODKIM) を選びます。

Route 53を使っている場合は、Easy DKIMを選ぶと万事よろしくやってくれるみたいです。

秘密鍵とセレクタを入力します。秘密鍵は頭とお尻の----の行と、改行を取り除いて入力します。

image.png

Create Identityボタンをクリックします。

image.png

できました。

image.png

メール受信ルールを作成

ルールセットを作成

あらてめまして Email receiving の画面にやってきまして、Create rule setをクリックします。

image.png

ルールセット名を入力します。

image.png

ルールセットが作成されました。続いてルールを作成します。

ルールを作成

Create ruleをクリックします。

image.png

ルール名を入力

ルール名を入力します。

image.png

条件を設定

サブドメインも含めて全部受信するため、条件を2行追加します。

image.png

処理を設定

お試しということで、S3へ保存するアクションを追加します。Deliver to S3 bucektを選びます。

image.png

既存のS3 bucketを選択するか、新たに作成します。

image.png

既存のバケットを選択したときは、SESからのPutObjectを許可するようにパーミッションを設定しておきます。

レビュー

最後にレビューしてCreate ruleをクリックします。

image.png

ルールセットをアクティブにする

作成したルールセットをアクティブにします。Set as activeをクリックします。

image.png

image.png

MXレコードを設定

再びDNSに戻りまして、MXレコードを追加します。

image.png

MXのホスト名は下記にあります。

テスト

適当にメールを送ると、S3へ保存されました。

image.png

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