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はじめに

データ管理の重要性が増す中、企業はデータのガバナンスとカタログ化を効率的に行う必要があります。InformaticaのCloud Data Governance and Catalog(以下、CDGC)は、メタデータを活用してデータの可視化と管理を強化し、AIを駆使したインテリジェントなデータカタログを提供します。これにより、ユーザーはデータの検索、品質管理、コンプライアンス遵守を容易に行うことができるようになります。
本記事では、CDGCによるMicrosoft Fabricとの連携について詳しく探ります。

そもそもMicrosoft Fabricとは?

Microsoft社のドキュメントによると

Microsoft Fabric は、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) 基盤上に構築されています。 Power BI、Azure Synapse Analytics、Azure Data Factory などの新規および既存のコンポーネントを1つの環境に統合し、カスタマイズされたユーザー エクスペリエンスに合わせて調整することができます。
image.png
Microsoft Fabric とは?

データの収集から保管、管理、可視化までを一気通貫で行えるよう、複数サービスを一つにまとめて提供するもの、かつ、組織全体で論理的に一つのデータレイクとなるOneLakeが特徴のようです。

IDMCとMicrosoft Fabricの親和性

InformaticaのIntelligent Data Management Cloud(IDMC)とMicrosoft Fabricは相互に補完する関係性で、特にデータ品質やマスタデータ管理などを組み合わせることで、より包括的な統合データプラットフォームになるのではないかと思います。
image.png

やっと本題

もちろんCDGCとも連携することが可能で、以下の3つをデータカタログとして登録可能です。
image.png

Microsoft Fabric の OneLake とは?
Microsoft Fabric の Data Warehouse とは?
Microsoft Fabric の Lakehouse とは?

ここからはMicrosoft Fabric Data Warehouseを例に設定方法を見ていきます

  1. まずは全サービス共通の接続定義を「管理者」サービスから作成します
    image.png
    画面右側に何を設定するかの詳細をマニュアルベースで確認できます。

  2. 「メタデータコマンドセンター」からCDGC用のカタログソースとしてMicrosoft Fabric Data Warehouseを登録します
    パンくずリストに沿って各種値を設定していきます。
    image.png
    image.png
    image.png
    image.png
    詳細はマニュアルをご参照ください(※無償のInformatica Networkアカウントが必要です)

  3. スキャンを実行する

  4. CDGCで参照できる
    image.png

参考資料

[CDGC] これから始める Cloud Data Governance and Catalog(CDGC)

Cloud Data Governance and Catalog Scanner Capabilities for Microsoft Fabric

Enterprise Cloud Data Governance and Data Marketplace for Microsoft Fabric

How to Configure the Microsoft Fabric OneLake Catalog Source in CDGC

How to Configure the Microsoft Fabric Data Lakehouse Catalog Source in CDGC

How to Configure the Microsoft Fabric Data Warehouse Catalog Source in CDGC

まとめ

本記事では、CDGCでのMicrosoft Fabricスキャンについてとりあげました。
Data Warehouseを例として記載しましたが、Lakehouse、OneLakeもほぼ同じ方法で設定いただけます。
より詳細な情報は上記参考資料をご参照ください。

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