株式会社Greenspoonでテックリードをしている氏平(@sejimhp)です。
2025年10月の入社直後に、開発チーム全員(エンジニア約10名+非エンジニア)にClaude ProおよびClaude Codeを導入しました。
導入から数ヶ月で、チームのアウトプットが3倍程度に増加して、社内の考えがかなり変わってきたので共有したいと思います。
エンジニアがボトルネックだった
入社して最初に感じたのは、エンジニアのリソースがボトルネックになっていた。
- プランナーやサービスチームからの仕様はエンジニアに確認で止まる
- 特定の人しか知らない仕様やドメイン知識
- 優先度が低い施策やちょっとした改善は諦める
社内承認について
Claude ProやClaude Codeを全員に渡すと、月額10万円以上の追加コストになります。
入社直後の新参者が持ち出す金額としては小さくない。
一旦私だけ
入社直後にClaude Max加入させてもらい、キャッチアップのスピード感、アウトプットの初速をわかるようにした。
1-2週間後には一通りのキャッチアップを終え、技術戦略の検討など長期のロードマップ作成などにも取り掛かりつつ、目の前の仕様の壁打ちや実装なども行い、AIを貸与することの納得感を作っていきました。
エンジニア全員
入社3週間ほどで、エンジニア全員に貸与する価値を非エンジニアのディレクターと合意を取り、全員利用できる環境を整えました。
経営陣への説明で意識したのは以下です
- 「すべての分野で80点を出せるエンジニアが、全員のアシスタントとして付くイメージです」
- 「エンジニアが倍くらいになる効果が期待できる」
- 「成果が出なければ数ヶ月で廃止します」
非エンジニアにも渡した
プランナー、ディレクター、CS、マーケメンバーにもClaude Codeを導入し、GitHubリポジトリを読み込めるようにしました。
課題感
- 仕様書の仕上がりが人によって差が大きい
- 何を書いたらよいかわからない
- 仕様書を作り上げるまでに何度もエンジニアに質問が来る
全体的に仕様書が仕上がるまでにかなり時間がかかっていました。
効果
エンジニアへの仕様確認が減り、コミュニケーションコスト、リードタイムが減った。
エンジニアに確認したいが、ハードルを感じていたが、AIであれば気軽に聞けて仕様の理解も深まった。
結果として、プランナーがClaude Codeで既存の仕様を調査し、その結果をもとに仕様書や設計書の叩きまで自分で作れるようになりました。
今まではエンジニアと壁打ちからしていたが、ほとんど最終確認だけでよくなりました。
導入後に観測できた変化
定量
コード量は3.5倍、PR数1.5倍
チームでリリースできる数は1.5倍になり、対応できるボリュームが3.5倍になりました。
月数万の実装量が数十万に上がりました。
一つあたりのPRの品質が上がっています。
定性
属人化の解消
「この機能は○○さんしかわからない」という状態がなくなりました。
新しい仕様のキャッチアップも、新入社員のオンボーディングも目に見えて速くなった。
思考が拡張された
今まで「リソースがないから後回し」にしていた改善案件に手を付けられるようになった。
プロトタイピングの回転が速くなって、「まず試す」ができるようになった。
ビジネスサイドからも「このスピードなら、もっと大きく考えてこういうことはできますか?」という相談が出てくるようになった。
「どうやって間に合わせるか」ではなく「もっとこうできないか」にチームの思考が変わった
CS対応が減った
今まではコード品質が高くなく、エラーが起こって、エンジニアに問い合わせが来る流れが週に何度もありましたが、現在は週1程度なり、自分のタスクに集中できる時間が増えてきました。
新規サービスの立ち上げが週単位に
従来の開発フローなら半年はかかっていたであろうプロジェクトが、エンジニアが先にモックアップを作成してディレクターとすり合わせる形にしたところ、約2週間で形が見える状態になりました。
全社への影響
エンジニアの対応スピードが圧倒的に上がったことで、今まで機能開発だけで手一杯だったのでした。
一部のチームの事務作業を自動化し、全体共有していくことで、各チームから「こういうことできないか」を相談いただけるようになり、全社にテクノロジーが波及していってます。
また、会社で取り組んで行くロードマップにエンジニアリングはもっといけますと、いろんな仕込みをしていける状態になってきています。
どういった課題感があり、どういった取り組みをしていっているのか、今後も定期的に共有していきたいと思います。
Greenspoonでは一緒に働くエンジニアを募集しています。AI活用に積極的な環境で、プロダクト開発に興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。