はじめに:メモは“ためるだけ”ではもったいない
紙のノート、メモアプリ、付箋…。情報は毎日蓄積されますが、見返さない・使えない・つながらない。
そこで登場するのが、「Obsidian × Cursor」の連携。
- Obsidian:構造的にメモを蓄積できるMarkdownベースの最強メモアプリ
- Cursor:AIエージェントが知識を理解・再構成してくれるコードエディタ
この2つを組み合わせれば、メモが“知的資産”として循環しはじめます。
ステップ①:Obsidianで知識を蓄積
✅ 導入
- Obsidian公式サイトから無料インストール
- 新しいVaultを作成(例:
知的資産Vault
)
iCloud Drive との連携は、以下を参考にしてみてください。
Obsidian の初期構築と iCloud Drive 連携【前半】
https://qiita.com/seiya-sugimoto/items/90c7d671f218c6341aee
✅ テンプレ例:Daily Note
# 2025-05-18
## 気づき(Fleeting Note)
- AIとの対話は、メモの外部化を加速する
## 読書メモ(Literature Note)
- 『アイデア大全』より「発信することでアイデアは磨かれる」
## 自分の考え(Permanent Note候補)
- 「内省+AI対話」で思考は飛躍できるかも
ステップ②:CursorでVaultを読み込む
✅ Cursorをインストール
・Cursor公式サイト(https://www.cursor.com/ja) からダウンロード
・初回起動後、テーマやキーバインドを設定(おすすめ:VS Code形式)
✅ ObsidianのVaultを開く
1.Open Project をクリック
2.iCloud DriveなどにあるVaultフォルダを選択(例:知的資産Vault)
3..mdファイルが表示されればOK!
ステップ③:AgentモードでAIに「整理・再構成」を依頼
Agent(Ctrl + I):ファイルの中身をAIが読み込み、自動処理
Ask:雑談や質問用
Manual:手入力で文脈なし処理
✅ プロンプト例(Zettelkasten構造化)
このノートを「Zettelkastenメモ」として整理してください。
- 主張
- 出典
- 応用可能な場面
- 関連タグ
✅ 出力イメージ
# アイデアは「発信しながら育てる」もの
## 主張
アイデアは発信してこそ他者視点で洗練されていく
## 出典
2023年に読んだ『アイデア大全』
## 応用可能な場面
- SNS発信
- 会議でのアイスブレイク
- ブログの書き出し
## 関連タグ
#発信 #アイデア #Zettelkasten
ステップ④:週ごとの知識をまとめて週報化
このフォルダのノートをまとめて「週次レポート」を作ってください。
構成は【要約】【重要な気づき】【今後やること】で。
→ AIが複数ファイルをまたいで構造的に整理してくれます!
おわりに:Obsidianは「脳」、Cursorは「外部脳エージェント」
Obsidianでメモを蓄積し、
CursorのAIでメモを構造化・再利用し、
週報やSNS投稿、戦略ノートに展開していく。
この連携は、情報の流れを「インプット → 内省 → アウトプット」に変える知的生産フローになります。