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エンベデッドシステムスペシャリスト合格に向けた学習進め方メモ

Last updated at Posted at 2019-04-23

目的

(少し前ですが)H30春にIPAのエンベデッドシステムスペシャリストに合格しました。

勉強を開始したのがH29でしたが、当時はサイトを見ても勉強法があまり載っておらず、
載っていたとしても元々ハードに慣れた方が多く、ソフト出身の自分には勘所が分からず、
とりあえず参考書を購入するがどう進めればよく分からなく遠回りする等苦労した覚えがあります。

また、H31.4時点でも、応用情報技術者ドットコム系の姉妹サイトにはES試験について特に相談場所がなく、
現在でもネット上に知見が十分に溜まっていないようにも感じています。
このような背景もあり、自分なりの知見をメモとして記載します。

ただ、進め方は個々によって異なると思いますので、
ご参考までにお願い致します。

本記事に記載している事/記載していない事

  • 記載している事

学習するため準備する事、進め方

  • 記載していない事

具体的な問題の解き方 → 本の解説参照
傾向と対策 → こちらも本の解説参照

準備

参考書は下記3冊を用意します。

翔泳社 情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト
アイテック 徹底解説エンベデッドシステムスペシャリスト本試験問題
アイテック エンべデットシステムスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策

過去問は合計6年分用意します。(IPAのサイトからダウンロードします)
一部の過去問は参考書にも掲載されている+解説も載っており、それがあればダウンロード不要です。
解説がある事が最も重要で、他に解説が乗っている本があれば迷わずそちらを選びます。

これを下記ステップで解き進めます。

Step1.本①の各章と目次をざーっと眺めて範囲を確認する。流し読みでOK。(600ページ全て深堀りする必要はない)
Step2.本②③+過去問のAM2を解く。初回はボロボロと思うが、なぜ間違ったか明確にできればOK。
Step3.本②③+過去問のPM1を解く。初回はボロボロと思うが、なぜ間違ったか明確にできればOK。※1
Step4.本②③+過去問のPM2を解く。長文についていけなければ解答見ながらでもOK。自分なりのいつもの解答パターンを見いだすのが重要。
Step5.ここで本①に戻る。読み直すと大体分かってきてる事に気付くと思うが、分からない/苦手な部分まだ3割程あると思うので見える化する。
Step6.本②③+過去問のPM2対策が重要、step.3〜5.で気付いた苦手な部分の復習を繰り返す。※2
Step7.本番二週間前頃〜は得意な分野を伸ばす

各step.は厳しそうだと思ったら適宜戻ってやり直す。

※PM1/PM2は過去問のうち自分の得意/興味がある部分からとっかかる。映像とかネットワークとか。
※例えばソフト系問題が得意→ハード系問題見直す。等

AM1 50分

応用情報の過去問を6回分ほど解けばOK。詳細は省略。

AM2 40分

過去問6年分ほど解けばOK。
4択問題は、正解以外の問いが何を意味しているか確認する。
実感的に過去問からの出題が5割程占めている感じがある。
1問1分〜程で解答したいところ。

PM1 90分

過去問6年分解いて、7割は取れるようになりたい。
大体、1.仕様、2.詳細設計、について問われる問題が2問出る。
問1個目(共通) 35分
問2個目 55分 程度の配分で解きたいところ。
PM2解ければPM1解けるので、時間がない時はPM2を重点強化してPM1は対策優先度下げる。
計算問題が解ければ安心できるOK

PM2 120分

過去問6年分解いて、7割は取れるようになりたい。
大体、1.仕様、2.詳細設計、3.仕様変更に伴う設計変更時の課題、が出題される感じ。
3.が最後の砦で、1.2.で7割獲得し、3.で6割下回った場合でも救われるようにしたい。

  1. 40分
  2. 45分
  3. 35分 程の配分で解きたいところ。
    問1問2は得意な方を選択する。
    文章記述問題の解答の99%は本文から答え見つけ出す必要があり、日頃の業務等から推測される答えは試験上はNGになる事が多い。

学習期間

1月上旬〜4月試験日までの約3.5ヵ月
 平日:0時間
 土日:2-3時間+α ※時間区切りではなく問題の進め方にそって問題解けたら終了みたいに進めていた

■内訳
Step1. 1週間
Step2.+Step3. 1.0ヵ月
Step4. 1.0ヵ月
Step5. 1週間
Step6. 0.5ヵ月
Step7. 2週間

まとめ

エンベデッドシステムスペシャリスト合格に向けた学習進め方メモを記載しました。
問題の内容には、身近な組込み装置(ドローン、オーディオ、映像会議システム、etc)が題材のものも多く解けると楽しいです。
資格持っている事が必ずしも開発スキルに直結する訳ではないと思いますが、自己のスキルの棚卸し手段の1つとして学習するのも良いのではないでしょうか。

テクニックで解いて終わりでは寂しいので、
取得後は、折角なのでarduinoで電子工作すると楽しいと思います。

参考

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
組み込みエンジニアでなくても週末にArduinoを使って遊ぶ

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