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VRChatに超適当なアバターを登録する

Last updated at Posted at 2018-03-25

はじめに

VRChatのアバターをオリジナルのものにしたいので、宙に浮く立方体を作りました!

27_Unity.png

本記事のターゲット

VRChatで遊んだことはあるけど、Unityには触ったことがない人を対象にしています。VRChatのアカウントは持っているものとして進めます。

Unityをインストールする

まず、Unityをインストールします。別の記事にまとめましたので、そちらを参考にしてください。
VRChatのためにUnity5.6.3p1をインストールする

2019年1月6日 追記: Unityのバージョンについて

2018年12月時点で、VRChat SDKの動作環境は、Unity 2017.4.15f1になりました。上記の記事に従って、Unity 5.6.3p1をインストールしたとしても、VRChat SDKの最新機能に対応できない可能性がありますので、ご注意ください。

念のため、Unity 2017.4.15f1にて、本記事に記載したアバター登録作業を行い、問題なく登録できることを確認いたしましたので、ご報告いたします。

Unityプロジェクトを作る

06_Unity.png

Unityを起動すると、こんな感じの画面になります。右上のNEWをクリックします。

07_Unity.png

こんな画面になります。
Project nameVRChatPracticeとでもしておきます。
フォルダはどこでもよいです。私はD:\Unity\VRChatPracticeとしました。
他の設定はそのままで、Create projectをクリックします。

image.png

起動するとこんな画面になります。
もしかしたら、ウィンドウの配置が微妙に違うかもしれません。
このUnityは開いたままにしてください。

VRChat SDKを導入する

https://www.vrchat.net/home#
こちらを開き、SDKボタンからUnityPackageをダウンロードします。

08_Unity.png

ダウンロードができたら、UnityPackageファイルをダブルクリックします。

07_VRChat.png

こんなダイアログが出たら、そのままImportをクリックします。
SDKのインストールが始まります。これには数分かかります。

image.png

インストールが終わると、こんな感じです。色々と増えています。

09_Unity.png

メニューバーにVRChat SDKという項目が増えています。その中のSettingsをクリックします。

image.png

こんなダイアログが開きます。Unityのバージョンが5.6.3p1でないと、この画面で怒られるようです。
VRChatのユーザー名(メールアドレスも可)とパスワードを入力して、Sign Inボタンをクリックします。これでログインします。
ちなみに、Sign upというのは新規登録の意味です。

10_Unity.png

ログインに成功すると、こんな画面になります。右上の×で閉じてよいです。

シーンを作成する

11_Unity.png

ProjectタブにAssetsというフォルダがあるので右クリックします。
図のようなコンテキストが表示されるので、CreateSceneとクリックします。

image.png

すると、新しいファイルが生成されます。
ファイル名はVRChatPracticeとでも入力してください。(何でもよいです。)
このファイルはシーンファイルと呼ばれるもので、Unityの作業内容を保存するファイル形式です。

12_Unity.png

シーンファイルをダブルクリックしてください。Hierarchy(ヒエラルキー)というタブのシーン名が変化します。
もし、シーン名がシーンファイルの名前と一致していなければ、正しく開けていないので、もう一度ダブルクリックしてください。
シーンファイルが開けたら、以後、Ctrl+Sで作業内容を保存できるようになります。

オブジェクトを作成する

19_Unity.png

メニューバーからGameObjectCreate Emptyをクリックしてください。

20_Unity.png

HierarchyタブにGameObjectというものが増えています。
このGameObjectをクリックしてから、Inspectorタブをクリックしてください。

image.png

Transformというものが表示されますので、PositionX, Y, Zがすべて0になっていることを確認してください。これらが0になっていないと位置ずれが発生してしまいます。

image.png

メニューバーからGameObject3D ObjectCubeをクリックしてください。

image.png

Sceneタブに立方体が生成されます。HierarchyタブにもCubeというものが増えています。

image.png

HierarchyタブのCubeをドラッグして、GameObjectにドロップしてください。

ドラッグ&ドロップによって、CubeGameObjectの配下になります。実はこの立方体、原点(0,0,0)を中心としているため、地面に埋まっています。位置を少し上げたいので、その作業をこれからします。

21_Unity.png

HierarchyタブのCubeをクリックすると、Transformタブの内容がCubeのものになります。PositionYを1.5に変更してください。これによって、立方体が宙に浮きます。
ちなみにUnityでの長さの単位はメートルです。今回の場合、地面から1.5mの高さに立方体が浮いていることになります。

オブジェクトにアバター機能を付ける

22_Unity.png

HierarchyGameObjectを選択し直して、メニューバーからComponentAddをクリックします。

16_VRChat.png

こんなダイアログが表示されるので、虫眼鏡の横にvrcと入力します。すると、Searchの下にいくつかC#ファイルが表示されるので、VRC_Avatar Descriptorをクリックしてください。

image.png

InspectorVRC_Avatar Descriptorが追加されたことを確認します。見当たらなければ、Inspectorをスクロールすると見つかるかもしれません。
VRC_Avatar DescriptorMaleとなっているのはアバターが男性という意味です。もし、女性という設定にしたいのであれば、Femaleに変更してください。(立方体に性別があるのかわかりませんが)

View Positionというのは、視点の位置です。今回は特に変更しません。

以上で、超適当なアバターは完成です(!?)
次にアップロードします。

アバターをアップロードする

23_Unity.png

メニューバーからVRChat SDKShow Build Control Panelをクリックします。

24_Unity.png

こんなダイアログが表示されます。Build & Publishをクリックします。

image.png

少し待つとこんな風にGameタブが変化します。

image.png

こんな風にアバターの情報を設定してみました。

  • Avatar Name はアバターの名前です。
  • Descriptionはアバターの説明文です。

一番下にあるチェックボックスは、モデルをアップロードする権利があるかどうかという問いです。今回の立方体は自分で作成したモデルなので、問題なくチェックを入れられます。

最後にUploadをクリックすれば、アップロードが開始します。

image.png

こんなダイアログが表示されれば成功です。

25_Unity.png

VRChatにログインするとメニューのAVATARPersonalにアップロードしたアバターが追加されています。画像ではCubeというのが2つありますが、片方は練習で作成したものです。このスライド通りにやった場合、Cubeが1つだけ追加されます。

おわりに

以上で作業は完了です!おつかれさまでした。
超適当なアバターはいかがでしたでしょうか?

ちなみに私はsegur(せぎゅ)と申します。

もしPublicルーム等で見かけたら、ぜひお声かけください。

それでは、よいVRChatライフを!

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