はじめに
Hyper-Vでインストール時にシクると永遠に拡張セッション(Enhanced Session)でログインできなくて
解像度固定に成り、かつその挙動もモッサリしたものになってしまう。
どうせならフル画面かつサクサクした環境が良いよね!Virtualbox使えないわけだし!
そんなわけでUbuntu 18.04のインストールとそのハマりポイントも書き記しておく。
Ubuntu 18.04インストール時のハマりポイント
クイック作成の一覧に有れば、これをインストールします。
無ければISOをダウンロードかな。
で、Hyper-V上でUbuntuのインストールを進めていくわけですが
ログイン時にパスワードを入力するかどうかの画面で
「自動的にログイン」 をつけてしまうと、RDPでログインできなくなってしまう(=Enhanced Sessionでログインできなくなる)ので 「パスワードを毎回入力する」 にチェックを付けましょう。
高解像度ディスプレイの人へ
高解像度(4K)でありながらも物理サイズが24インチ以下の環境では、Hyper-VのEnhance Sessionでつないだ時フォントサイズが非常に小さいと思います。
なのでこのあたりのMethod 2: Through Gnome Tweaks Toolを参考にして文字サイズを大きくしてしまいましょう。環境に合わせて適当に。
粛々とZabbixのインストールをしていく。
次のハマりどころは
Zabbixのインストールプロセス
https://www.zabbix.com/jp/download?zabbix=4.0&os_distribution=ubuntu&os_version=18.04_bionic&db=postgresql&ws=apache
手順:e. Configure PHP for Zabbix frontend にある
/etc/zabbix/apache.conf のタイムゾーン設定(PHP5/PHP7両方の設定があるので注意すること。新規に立てるならPHP7が入ってくる気がするので、PHP7の方に書かないと、設定されてないよって怒られる。)
で、apacheを再起動する手順(f. Start Zabbix server and agent processes)をやるとサーバが起動するので
http://localhost/zabbix
にアクセスするとオッケーっぽい。
とりあえず全部OKのハズ。しらんけど。
もしここにないハマり方をしたらその解決策もQiitaに書くと良いと思うんです。
次は、ZabbixのDB接続の設定。パスワードはインストール手順(d. Configure the database for Zabbix server)で打ったパスワードでOK
うまいこと行けば
Congratulations! You have successfully installed Zabbix frontend.
って出るからインストールは終わり。
ID: Admin
Pass: zabbix
でログインできる。おめでとうこれでスタートラインに立てたよ。やったね。
あとは、Hyper-Vで構築したZabbixサーバを監視対象のLANからのパケットを受け取れるようにルーティング可能なネットワーク(一番ラクなのは物理ルータでルーティングできるネットワークに繋ぐ=仮想スイッチを物理スイッチ(外部仮想スイッチ)にリンクさせる方法)
あとはこのあたりのQiita記事とかこのあたりのRTX830のSNMPテンプレを参考にすると良いと思うっす。
ちなみにこのRTX830テンプレは、SNMPv2を使っているので、RTX830側ではこんなコンフィグを使う。
RTX830のコンフィグ(例示)
# SNMPv2で情報を取得できるホスト(ZabbixサーバのIP)とモード(読み書き)を指定する
# 基本書き込みは必要ないので、読み込みのみ許可する。
# CPUの情報とかを取らせるためにこの設定をする。
snmpv2c host <Zabbix Server> read-only public
# なにか障害が起きたときにトラップするサーバ(Zabbix)を指定する。
snmpv2c trap host <Zabbix Server> inform public
# システム名を設定する
snmp sysname <System Name>
ちなみに、最後の public という文字列は、SNMPのグループ名らしい。
デフォルトがpublicらしい(RTXもZabbixも。明示的に一応指定しておく)
RTX830のコンフィグ(具体例)
# 具体的な設定例(Zabbixホストが192.168.100.50の場合)
snmpv2c host 192.168.100.50 read-only public
snmpv2c trap host 192.168.100.50 inform public
# RTX830のLAN1(VLAN)に繋がっているからそんな感じ
snmp sysname RTX830-LAN1