はじめに
Forensic UltraDock v5をとある経路で頂いたので早速自宅に持ち帰り、証拠保全をしてみる。
HDDの抜き出し
学生時代に使っていたマシンのHDDを抜き出してみる。
つなげてみる
とりあえずホストマシン(Windows 10)につなげてみたところ。
Windowsでも特にドライバなしで自動的に認識しているみたい。
ちょっと実験
Write protectが回路的に行われているので、意図しない書き込みが起こることはない。
試しに、パーティションの削除をしてみた。(もし消えても痛くないし、消えたら販売元を訴えよう)
消えなかった。
ではここでFTK Imagerの出番。
イメージの保全をこれからやるので、鉄板のソフトを使っていく。
とりあえず起動して、AddEvidenceItem... をクリック
イメージファイル(E01)に落としていく。
Export Disk Image... をクリック
シリアル番号をファイル名にする(任意だけど、こっちのほうがなんかよさそう)
とりあえずフラグメントさせない(させるとたぶん複数ファイルになる?)
茶でも飲んで保全されるまで待ちましょう。
~2時間後~
取得ログをエビデンスとして残しておく。
「取得イメージ間違ってない?」
「書き変わってない?大丈夫?」
みたいなことがあった時用に。
Created By AccessData® FTK® Imager 4.1.1.1
Case Information:
Acquired using: ADI4.1.1.1
Case Number: 0
Evidence Number: 0
Unique description: evidence
Examiner: segfo
Notes:
--------------------------------------------------------------
Information for D:\forensics\WD-WXG1A2048823:
Physical Evidentiary Item (Source) Information:
[Device Info]
Source Type: Physical
[Drive Geometry]
Cylinders: 19,457
Tracks per Cylinder: 255
Sectors per Track: 63
Bytes per Sector: 512
Sector Count: 312,581,808
[Physical Drive Information]
Drive Model: WT071 WD 1600BEVT-16A23T0 SCSI Disk Device
Drive Serial Number: 0700000017DE
Drive Interface Type: SCSI
Removable drive: False
Source data size: 152627 MB
Sector count: 312581808
[Computed Hashes]
MD5 checksum: 2b7238522f03148a8a266e47a78e8d72
SHA1 checksum: 0957d475e1409eac853ddae2129ba8500f181beb
Image Information:
Acquisition started: Sat Jul 7 14:27:25 2018
Acquisition finished: Sat Jul 7 15:43:13 2018
Segment list:
D:\forensics\WD-WXG1A2048823.E01
Image Verification Results:
Verification started: Sat Jul 7 15:43:15 2018
Verification finished: Sat Jul 7 16:00:39 2018
MD5 checksum: 2b7238522f03148a8a266e47a78e8d72 : verified
SHA1 checksum: 0957d475e1409eac853ddae2129ba8500f181beb : verified
これで友達から、「データ消しちゃったから復旧してよ!」とか
「無人島で殺人事件が起こったから、犯人が使用したと思われるPCのHDDを保全してよ!」
みたいなことが趣味でできるようになります。
フォレンジックの実施自体はAutopsyとかSIFT Workstation頑張って使えるようになれば行けるんじゃないかなぁ。
AutopsyはWindows上でGUI使ってホイホイできるから面白い。
分析してみようと試みる続編:自宅で始めるフォレンジック~分析開始編~
おわり。