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サーボモーターで射的(しゃてき)のうごくマトを作ろう

Last updated at Posted at 2025-12-21

息子は今年、サンタさんに、ナーフガンという、柔らかいスポンジを発射するピストルをお願いしていました。はたして、願いはサンタさんに届いたでしょうか。

もし、万が一、願いが届いた場合に備えて、micro:bitで、動くマトを作成したいと思います。
今回は、次のようなものを作成します。

nerf_target.gif

準備するもの

  • micro:bit(当然ですね)

  • SG90(サーボモーター) ※0~180度まで角度を指定して回転できるもの。似た型番のSG90-HV(自動車のタイヤのように360度回転するもの)ではありません。
    image.png

  • 電池BOX(単3を3個または4個直列のもの。スイッチ付き推奨)

  • ダンボール

  • 細いストロー(100円ショップ等で購入可能。φ4mm程度。なければ普通も可)
    image.png

  • ジャンパーワイヤ、ワニワニケーブル(あったほうがよい)

  • M3ネジとナット

  • テープか、グルーガン

つくり方

micro:bitとサーボモーター、電池BOXを、図のように配線します。サーボモーターや電池BOXをmicro:bitに配線する方法については、配線のコツを参照してください。

image.png

micro:bitをPCにつなぎ、次のようなプログラムを作成します。Aボタンを押すとサーボの角度を90度、Bボタンで10度(0度でもいいのですが、少し余裕をもって)に設定するプログラムです。

image.png

Aボタンを押して、サーボを初期状態の90度の位置に設定してください。この状態で、SG90には3種類のサーボホーンが付属しますが、下の画像のものを垂直方向に取り付けてください。

image.png

SG90のサーボホーンに、ストローを10cmほどに切って、差し込んでください。細いストローなら差し込むだけでいい感じに固定できます。もし太いストローを使う場合は、テープなどで固定してください。

image.png

適当な紙に、マトの絵をかきましょう。もしくはPCで印刷してもいいし、雑誌などから切り取ってもいいですね。できたらそれを、ストローにテープで、写真のように固定してください。

image.png

micro:bitのAボタンとBボタンを交互に押してみましょう。出たり引っ込んだりするマトの完成です。

flag_test.gif

ステージを作る

段ボールを写真のように切ってください。サイズは20cm×20cmの正方形と20cm×10cmの長方形と、高さ20cm×底辺10cmの三角形です。サイズは適当に変更してOKです。

image.png

こんな感じでテープを貼って・・・

image.png

こんな感じに組み立てましょう。奥にクリスマスツリーが見えますね。そうだ。もうすぐクリスマスだった。メリークリスマス!

image.png

底面に、SG90を貼り付けて固定します。貼り付けにはテープやグルーガンを利用します。貼り付ける場所は、micro:bitのAボタンとBボタンを交互に押して、マトがちょうど隠れる場所にしてください。

image.png

なお、テープやグルーガンを、SG90のシールの上につけてしまうと、シールが取れてしまいます。ご注意ください。

本番用プログラムの作成

さあ、これで工作は完成です。お次はプログラムです。

一定間隔で、マトが出たり、ひっこんだりするプログラムを作成しましょう。私は次のようなプログラムを作成しました。時間は乱数を使って、毎回違う時間になるように工夫しています。この通りに作らなくても、あなたのオリジナルプログラムを作成しましょう。

image.png

それと、いきなり動き出さないように、Aボタンを押したら動作開始することにしました。
さあ、これで射的のうごくマトは完成です。

nerf_target.gif

配線のコツ

SG90との配線

SG90には3ピンのコネクタがついています。ここにmicro:bitや電池BOXからの配線を接続するには、ジャンパーワイヤを使用します。ジャンパーワイヤは電子工作ではよく使用するため、持っていて損はありません。ジャンパーワイヤの反対側はカットして線をむき、micro:bitや電池BOXと接続しましょう。

image.png

もし、どうしてもジャンパーワイヤを持ってない場合。。。SG90の3ピンコネクタをカットする勇気があなたにもしあるならば、そのコネクタをカットして線をむき配線すればよいでしょう!

micro:bitのエッジコネクタとの配線

micro:bitのエッジコネクタに配線するには、ワニワニケーブルを持っていればこれを使用するのがお手軽です。

image.png

しかしワニワニケーブルは外れる可能性がありますので、もし固定したい場合は、エッジコネクタにネジでとめてしまいましょう。使用するネジはM3のナベ小ネジまたは皿小ネジがピッタリです。

image.png

私はこんな感じに配線しました。電池BOXの配線に、Y型端子を使っています。

image.png

これで完成!?

これでうごくマトは完成しました。でも、もっと工夫できないかな?

  • ダンボールをもっとデコってみましょう。犯人が隠れてるお家にしたり、動物が隠れてる森にしたり。
  • SG90を二つ持っているなら、もう一つマトを増やしてみましょう。micro:bitの2番端子が空いています。
  • ゲームの難しさを選べるようにしてもいいですね。難しくするには、飛び出ている時間を短くすればいいですね。

おわりに

息子の所に無事ナーフガンが届いて、この動くマトを楽しんくれるでしょうか?それはクリスマスのお楽しみです。

それでは、メリークリスマス!

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