前回の続きから。
今回はStep.4~5やっていきます。
Step. | 内容 |
---|---|
1 | DP Agentの入手 |
2 | DP Agentのインストール |
3 | IP許可リストの登録 |
4 | DP Agentの設定 |
5 | サードパーティのドライバアップロード |
6 | DP Agentの疎通確認 |
7 | データベースへの接続 |
Step.4 DP Agentの設定
DWCの管理画面から「データ統合」タブを開き、「オンプレミスエージェント」セクションへ移動します。
ここからオンプレにあるDP Agentを認識させます。
「新しいデータプロビジョニングニングエージェントの作成」ダイアログが表示されるので、
任意のエージェント名を入力して「作成」ボタンをクリックします。
ここではエージェント名を「AGENT_ORACLE_DB」としました。
DP AgentをDWCに登録するための情報が表示されます。
(オンプレ側でDP Agentの設定中にこの情報を入力する必要があるため、画面は開いたままにしてください)
オンプレ側のDP Agentをインストールしたサーバにて、コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。
カレントディレクトリを
「DP Agentインストールフォルダ\bin(C:\usr\sap\dataprovagent/sapjvm/bin)」へ移動します。
コマンド「agentcli.bat –configAgent」を実行し、設定プログラムを開始します。
ここから対話形式に設定していきます。慣れれば簡単。
オプション2を入力します。(エージェントの開始または停止)
オプション1を入力します。(エージェントを開始します)
オプションbを入力して、前の画面に戻ります。
オプション1を入力します。「Status:Running」(エージェントが実行されているかどうか)を確認します。
※エージェントが開始できない場合は、試しに停止してから開始してください。
Enterキーを押して、前の画面に戻ります。
オプション6を選択します。(SAP HANA Connection)
オプション2を選択します。(JDBC経由でSAPData WarehouseCloudに接続します)
エージェントを停止して再度開始します。
入力した情報が表示されることを確認します。
DP Agentの設定画面(コマンドプロンプト)は「Quit」で終わらすか、閉じて下さい。
※エラーが起きる場合などは再度設定してください。
※必要に応じてファイヤーウォールのポート開放も行ってください。
※また、サービスのアカウント情報にてパスワードを再入力してみてください。
Step.5 サードパーティのドライバアップロード
DWCにOracleのドライバをアップロードします。
今回はOracle DB 12cへ接続するため「instantclient-basiclite-linux.x64-12.2.0.1.0.zip」が必要。
Linux版を公式からダウンロードしてください。(リンク切れの場合は自力で探すか、互換性のあるinstantclientを使う)
ダウンロード後、DWCの管理画面から「データ統合」タブを開き、「サードパーティのドライバ」セクションへ移動します。
ダウンロードしたドライバをzipのままアップロードします。
アップロード完了後、ドライバを同期して該当のアダプタを有効にします。(「同期」ボタンをクリック)
あともうひと踏ん張りです。
次回
Step.6 DP Agentの疎通確認
Step.7 データベースへの接続