「コンソールログで原因を追っていたのに、ページ遷移した瞬間にログが消えてしまって確認できない…」
フロントエンドのデバッグ中、こんな経験はありませんか?
特にログイン処理や OAuth 認証、リダイレクトを伴う画面遷移では、肝心なエラーログが一瞬で消えてしまい、デバッグが詰むこともあります。
今回は Chromeでリダイレクト後もコンソールログを保持する方法 を紹介します。
問題:リダイレクトでログが消える
例えばこんなケースです。
- ログイン処理後に別ページへリダイレクト
- 認証エラーを console.log で出している
- しかし画面遷移と同時にログが消える
結果として「何が起きたのか分からない」状態に陥ります。
解決:DevTools の「ログの保存」を有効にする
Chrome DevTools には、ログを消さずに保持する便利な設定があります。
手順
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ブラウザで対象ページを開く
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以下のいずれかで DevTools を開く
F12
右クリック →「検証」
効果
この設定を有効にすると
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ページリロードしてもログが残る
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リダイレクトしてもログが消えない
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遷移前後の処理を時系列で追える
つまり、
✅ 認証処理の流れ ✅ API通信エラー ✅ 遷移直前の状態
これらを正確に把握できるようになります。
実際の活用シーン
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Auth0 / Firebase / Cognito などの認証デバッグ
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ログイン後の 302 リダイレクト解析
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SPA での突然の画面遷移原因調査
など
まとめ
Chromeでリダイレクト時のログを保持したい場合は
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DevTools を開く
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Console タブを選択
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✅ Preserve log をオン
たったこれだけで、デバッグ効率が劇的に向上します。
「ログが消えて原因が分からない…」と感じたら、まずここをチェックしてみてください。

