こんにちは。せーじです。普段はWebやバックエンド、時々アプリの開発をしています。
私は業務や私生活で日常的にRaycastを使っています。
「AI Chat」に関する別の記事を書いていて「AI Chat」を使う小さい利点って結構あるよな〜と思ったので記事を書くことにしました。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
この記事で紹介する機能はすべて有料ユーザ(Raycast Pro)のみ利用可能な機能です。
「AI Chat」を使うことのちいさい利点
- ChatGPTからDeepseekまで様々なモデルを同じインターフェースで利用できる
-
Enter
ではなくCmd+Enter
でメッセージの送信できる - 文章の入力途中で送信してしまっても生成が始まらない
- 画像生成もできる
- Agentとしても利用できる
ChatGPTからDeepseekまで様々なモデルを同じインターフェースで利用できる
世の中には多くのAIモデルが出回り、それごとにWebやアプリが作成されている状態です。
例えば私は以前、WebChatGPTとPerplexityを利用していましたが、画面構成の違いや、AIが生成した文字列を描画する際のアニメーションの違いに違和感を覚えていました。
Raycastであれば、左下のモデル名を押すとフォームが出てきて、モデルを簡単に変更できます。
左下のモデル名を押すとフォームが表示される。いわゆるSystem InputやWeb SearchのOn/Offも設定できる。
モデルを選択すると過去のやりとりはそのままでモデルだけ切り替わる。
同じ質問を別のモデルに対して行いたい場合は「Regenerate」を行うことで再度回答を生成できます。
※本来であればユーザ入力の下でマウスをホバーすると「Copy・Regenarate・Delete」のメニューが出てきますが、うまくスクショが取れませんでした。
別のモデルの回答を知りたいとき、便利ですね!
Enter
ではなくCmd+Enter
でメッセージの送信できる
こちらの設定は嬉しい人が限られるかもしれませんが、SlackやLINEなどでメッセージ送信する際に「Cmd+Enter」で設定している私としてはとても嬉しい設定でした。
Settings => AI => Send Message から設定変更できます。
文章の入力途中で送信してしまっても生成が始まらない
- Raycastの仕様書などでは言及されておらず、動作上の話になります。今後挙動が変更される可能性があります。
- 筆者が利用しているRaycastのバージョンは v1.94.0です。
「あ!送ってしまった!」ってこと多いんじゃないでしょうか?私もCmd+Enter
の設定をしているのに、たまに途中で文章を送信してしまいます。
ただ、毎回ではない気もしますが、Raycastでは途中で文章を送ってしまった場合生成が始まらないことが多々あります。
※生成が始まってほしいと思ってメッセージを送信した場合は100%生成が始まります。
裏側がどうなってるかはわかりませんが、好きなポイントの1つです。
画像生成もできる
特定のモデルでは画像の生成もできます。まさにオールインワン。もちろんWeb Searchもほとんどのモデルで利用できます。
Agentとしても利用できる
Raycastでは v1.93.0からAI Extensionが登場しました。
- AI ExtensionはモデルがRay-1およびRay-1 miniの時のみ利用できる機能になります
- 操作できるアプリには制限があります
- 現在はSlackやGoogle Calendar、GitHub、Finderなどが対応しています
これはRaycastのAIを通して対応しているツールの操作を行えるものです。
エンジニアに身近なところでいうとSlackなどにも対応しており、下記のように入力するとSlackのステータスが変更されます。
また、途中で文章を送ってしまいましたが、今回も見逃してもらえました笑。
終わりに
答えられるかわかりませんが、気になる点などあればQiitaのコメント(気づかなかったらごめんなさい)やRaycast Commutnity JapanのSlackを通してご連絡ください。
使ってみたくなった方はまずはFree Trialしましょう