（前提）ユーザー定義型ガード

次のような型を定義した場合、

interface Named {
    name: string;
}

次のような関数を定義すると、

function isNamed(obj: any): obj is Named {
    return typeof obj.name === "string";
}

次のように、あるオブジェクトが Named 型であるかどうか isNamed 関数を用いて判定し、true であれば型アサーションなしで Named 型として扱うことができる。

const obj = JSON.parse('{ "name": "Alice" }');
if (isNamed(obj)) {
    // ここでは obj が Named 型であるとみなされる。
    console.log(`obj.name: ${obj.name}`);
} else {
    console.log("`obj` is NOT Named.")
} // > "obj.name: Alice"

オブジェクトがユーザー定義型の配列であるかどうかを判定する

あるオブジェクトがユーザー定義型の配列であるかどうかを判定するには次のようにする。

const obj = JSON.parse('[{ "name": "Alice" }, { "name": "Bob" }, { "name": "Charlie" }]');
if (Array.isArray(obj) && obj.every(isNamed)) {
    // ここでは obj が Named[] 型であるとみなされる。
    console.log(obj.map(named => named.name));
} else {
    console.log("`obj` is NOT array of Named.");
} // > ["Alice", "Bob", "Charlie"]

／以上