この記事はSchoo Advent Calendar 2024の4日目の記事です!
こんにちは、株式会社Schooでエンジニアをしているタキザワと申します。
Schooを含め、数社でリーダーシップやマネジメント業務に携わってきた経験を踏まえ、
ここでは、若手エンジニアこそリーダーにチャレンジしてみませんか?という提案をしたいと思います。
やってみて大変だったこと
筆者は新卒で受託開発会社に入社後、2年目でiOSアプリ開発のチームリーダーを拝命しました。
リーダーとしてやってほしいと言われたことは、主に次の3つでした。
- 各案件の設計レビュー、コードレビュー
- 開発プロセス、技術スタックの標準化
- チームメンバーの技術力底上げ
「リーダー」や「なんとか長」といったものにはほぼ無縁の学生生活を送ってきたので、
新しい仕事への期待はありつつも、正直、自分に務まるのかという不安の方が大きかったです。
ただ、実際やってみると、思っていたほど大変なことばかりでもないんだな、という感想でした。
プロセスを考えてメンバーに意見をもらったり、社内研究会を主催したりと、
他社でもやっていることをやってみたりしましたが、そこまで特別なことはしていなかったと思います。
やる前から、勝手に「大変そう」という先入観が膨らんでしまっていたのかなと思います。
また、チャレンジを奨励する企業文化であったり、メンバーがとても協力的であったりといった、取り巻く環境に支えられていた部分も大きかったと思います。
リーダーは、思っていたほど大変なことばかりではない
やってみて良かったこと
自分の新しい一面を知ることができたという点が、やってみて良かった一番のポイントでした。
それまで、「プログラミングって考えた通りに動いてくれて、ピタゴラ装置1みたいで面白いなぁ」ということだけで学習や仕事をしてきたので、それとは違う仕事に面白さを感じる自分がいるかも、と考えたこともありませんでした。
しかし、リーダーとして向き合うことになるチームであったりプロジェクトであったりは、
考えた通りにはいかないことの方が多く、そういった前提のもとで、それなら何ができるかを考えて試していくことも、
プログラミングとは違う面白さであり、仕事の醍醐味であると気づくことができました。
リーダーは、新たな自分を見つけるチャンスの1つである
若手時代にリーダーをやっておくメリットとは
若手のうちからリーダーを経験した身として、最大のメリットは今後の仕事がめちゃめちゃやりやすくなるし、成果も出しやすくなる点だと感じています。
リーダーには「チームを率いて成果を出す」ことが求められます。
大胆な決断をすることもあり、知識や経験だけでなく、勇気や度胸も必要です。
円滑に進めるには人間関係やコミュニケーションも大事ですし、重要な局面では精神的なタフさも必要です。
リーダーをやることで、リーダーシップの成長だけでなく、他の様々なスキルも総合的に鍛えられます。
また、若くからリーダーを目指す人も、特にエンジニアにおいてはそこまで多くありません。リーダーは知識や経験が豊富でないと務まらない、という先入観を持っている人も一定数います。自分には無理そう、と最初から諦めている人も一定数います。
早くからリーダーにチャレンジし、いろいろな経験してみることで、そういった他の若手エンジニアより一歩先の世界に進むことができます。仕事がしやすくなるということは、そのまま成果にも直結するため、リーダーの経験は早いほど良いのです。
若手のうちからリーダーの経験をすることで、今後の仕事がめちゃめちゃやりやすくなるし、成果も出しやすくなる
リーダーになりたいと思ったらやってみると良いこと
ここまで、筆者がリーダーをやってみて良かったと感じたことや、そのメリットを話してきました。
もしかしたら、リーダーという仕事は意外と面白いのかも、と感じてくださった方もいるかも知れません。
では、どうしたらリーダーになれるのでしょうか?
筆者がリーダーを任せてみたいと思える人物像と、自分が新卒時代に心がけていたことで、一致する部分を挙げてみたいと思います。
分からないことを遠慮なく訊ける人
単純に分かることが増えて仕事に詳しくなれるというのもありますが、それだけではなく、
- 相手の今置かれている状況(忙しいタイミングで無理に聞こうとしていないか)
- 相手の理解度(自分と同じだけ理解しているという前提で聞こうとしていないか)
等、相手のことを想像して話す練習にもなるので、コミュニケーション能力も磨かれます。
また、単純接触効果2もあり、いろいろと任せてもらえる機会も増えます。
ちょっと背伸びができる人
一所懸命に働いていれば、必ず、少し大変だけど成長につながるという仕事のチャンスが巡って来ます。(多くの場合、自分のことを普段から気にかけてくれている上司から声を掛けられます)
そんなときに、「やってみたいです!」と答えるか、「自分には無理です...」と答えるかは、もしリーダーをやってみたいと思うのであれば、とても重要な選択です。
チャンスが巡ってきた際、そこにどのような期待値や成長機会があるのかを想像してみることをお勧めします。
おわりに
いろいろと話してきましたが、リーダーを始めるのに必要なものは、そう多くはありません。
「自分はまだまだ発展途上」という謙虚さと、「やってやるぞ!」という熱意さえあれば、大抵のことは何とかなります。
もし、自分なんて⋯と尻込みしているのなら、まずはチャレンジしてみるのはどうでしょうか
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