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Watson AssistantとDb2を外部連係する

Last updated at Posted at 2019-05-23

Watson Assistantはこちらの記事に記載の通り、IBM Cloud Function(ICF)経由で外部のサービスと連係することが可能です。本記事ではICF経由で Db2 on Cloudと連係する手順を紹介します。

前提

IBM Cloudで以下のサービスを作成しておきます。

  • Watson Assistant
  • Db2

作成したDb2の資格情報(Credential)を生成し、dsn をメモしておきます。
image.png
image.png

サンプル用のデータ CUSTOMER.csv をダウンロードして、Db2にロードします。
Open console をクリックし、Db2のコンソールを開きます。
image.png

左上のメニューから LOAD を選択し、ダウンロードしたCUSTOMER.csvをロードします。スキーマはデフォルトで作成されているスキーマ名を選択、テーブルは CUSTOMER を新規作成しています。その他設定はデフォルトのままロードします。

image.png

image.png

image.png

IBM Cloud Function で Actionの作成

今回は先ほど作成したCUSTOMER表をCODEをキーにQueryするActionを作成します。

IBM Cloud画面右上のメニューから Functions を選択します。
image.png

適当な 組織-スペース が選択されていことを確認し、作成の開始 を選択します。
image.png

アクションの作成 をクリックします。
image.png

アクション名を入力し、ランタイムで python 3 を選択して 作成 をクリックします。
image.png

以下のようにコードを入力し、保存します。(スキーマ名はDb2の環境に合わせて変更、connectの引数には先の手順で確認した dsn の値を使用します)
image.png

import sys
import ibm_db

def main(dict):
    rows = []
    conn = ibm_db.connect("DATABASE=BLUDB;HOSTNAME=dashdb-txn-sbox-yp-dal09-04.services.dal.bluemix.net;PORT=50000;PROTOCOL=TCPIP;UID=shw72782;PWD=xxxxxxxxx;","","")
    sql = 'SELECT LAST_NAME, FIRST_NAME, STATUS FROM SHW72782.CUSTOMER WHERE CODE={}'.format(dict["code"])
    stmt = ibm_db.exec_immediate(conn, sql)
    row = ibm_db.fetch_tuple(stmt)
    
    while (row):
        rows.append(row)
        row = ibm_db.fetch_tuple(stmt)
    
    return { 'result': rows }

入力の変更 をクリックして、以下のようにテスト用の値を設定します。
image.png

起動 をクリックして、結果が返って来たら正しく設定されていることが確認できます。
image.png

Assistantの設定

ここでは、Assistantとの会話の開始時に、カスタマーID(CODE)が聞かれるので、入力するとDb2から該当のカスタマー情報を取得して応答する、という処理を実装します。

Entity @CustomerInfo を以下のように作成します。CustomerIDが4桁の数字であるとして、Patternで設定しています。
image.png

最初の ようこそ ノードで応答文を入力します。また、ICFに接続するためのCredentialをコンテキスト変数 $icf_cred に設定します。
image.png

$icf_cred
{"user":"7cc67d8a-14fe-4285-8bee-ff73bf93c5b7","password":"xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"}

ICFのCredentialはDialogの中にハードコードしない方が望ましですが、ここでは簡単のため ようこそ ノードに設定することにします。
 

  

ICFのCredentialはICFの Namespace Settings タブで確認可能です。:(コロン)で区切られたAPIキーの前半がusername、後半がpasswordになります。
image.png

子ノードを作成し条件には @CustomerInfo:CustomerID を設定、JSONエディターでICFを呼び出すための設定をします。

image.png

{
  "output": {
    "generic": []
  },
  "actions": [
    {
      "name": "/scorg01_dev/Customer",
      "type": "server",
      "parameters": {
        "code": "@CustomerInfo.literal"
      },
      "credentials": "$icf_cred",
      "result_variable": "context.customer_result"
    }
  ]
}

さらに子ノードを作成します。親ノードで Jump to を選択し、子ノードの Respond を選択します。
image.png
image.png

以下のように応答文を入力します。
image.png

Try it でテストします。
image.png

Db2からデータを取得し、Assistantで応答できることが確認できました。

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