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エンジニアのための眼科治療

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Last updated at Posted at 2025-10-10

はじめに

エンジニア職の日々の作業において「視覚」が重要であることは言うまでもないでしょう。いろいろな目の手術を受けてきた筆者が、主にエンジニアの皆さんの不安や悩みを払拭するために本記事を執筆したいと思います。

結論

目の手術なので、とても怖いと不安に思う方が多いと思います。「手術中の様子が見えるやん。怖いやん!」と思うのはごく当然の事です。しかし、不安に思うことはまったくありません。局所麻酔をするので手術中に痛みは一切ありませんし、最初は何か見えますが、麻酔がとても強く効いてくると、何も見えなくなりますから安心してください。手術中はどの方向を見てくださいと医師から指示されますが、まったく見えなくなるため、目がどこを向いているのか、きちんと向けられているのか、そっちのほうが不安になるほどです。
繰り返しますが、不安に思うことは何もありません。痛みは一切ありません。手術中は、医師の指示どおりの方向を見続けて目を動かさず協力すること、あなたにできることは唯一それだけです。

手術の概要

糖尿病網膜症による増殖膜の除去および白内障の治療(水晶体をレンズに交換)です。

糖尿病網膜症

糖尿病の3大合併症の1つで、血糖値が高い状態が続くと目内部(硝子体部分)に余分な膜が出来てしまいます。これを放置すると視界が見えづらくなるだけでなく、増殖膜が網膜をひっぱることによる出血や、さらには網膜剥離を引き起こし、やがて失明に至るという病気です。

白内障

目内部の水晶体が白く濁って視界が見えづらくなる病気です。年を取ると誰でも発症します。硝子体を交換する手術をする場合は、術後に白内障を発症する確率が高く、ついでに治療することが多いようです。水晶体を一度交換してしまえば、生涯白内障を発症することはありませんが、水晶体のように厚みを変えることは出来なくなるため焦点が合いにくくなったりします。これは眼鏡を着用することなどで補えば大丈夫です。

手術数日前

手術の数日前から服用する薬や点眼薬を処方されます。医師・薬剤師の指示を守って服用・点眼してください。さらに手術当日につける点眼薬も処方されます。これは病院で眼底の写真撮影前に点眼される瞳の瞳孔を開くための薬と同じです。

手術当日(手術室入室まで)

通常の診察と同じ検査が行われます。また手術する目の上にテープを貼られます(医療ミス防止のため)。さらに、まつ毛をカットされます。その後、執刀医との問診があり、手術の順番を待ちます。手術用の服に着替え、足はビニールのやつを履きます。頭には髪をまとめるためのネットを付けます。心電図用に電極を付けるパッチ?を胸や脇腹などに付けます。

手術当日(手術中の赤ランプ点灯中←たぶんw)

手術室に入り椅子に座ります。椅子はほぼ水平に後ろに倒れるようになっています。椅子が倒れて寝た状態になると、枕と足のふくらはぎ部分あたりにクッションのようなものを入れられます。心電図用の電極の取り付け、腕には血圧計、血液中の酸素量(?)を測定する機械を人差し指につけます。
続いて目の周りの消毒、生理食塩水(たぶん水ではない)による洗浄と麻酔用目薬が点眼されます。
その後は、顔の上に布というか紙を貼り付けて、手術する目だけが出ている状態になります。さらに目の周りにテープを貼ります。目を開いたままの状態にする器具を目に入れます。すでに目の表面は点眼薬で麻酔が効いているので感覚はありません(痛みもない)。
次に目の下部分から麻酔針を刺して目の裏側に直接麻酔薬を入れます。このときだけちょっとチクッとしますが、採血のときより痛くありません、ちょっと痛いのは刺すときだけで、針が入ってしまえば痛くありません。これは採血も同じですね。
麻酔薬が注入され手術が開始されます。硝子体の手術は目の三箇所ぐらいに小さな穴を開けて、そこから手術用の器具を目の内部に入れるのですが、自分の場合はいつ器具を目の中に入れたのかさえまったくわかりませんでした。
麻酔が効いているので痛みはまったくない状態ですが、しばらくの間は目が見えます。ワニの口をしたような器具が見えて増殖膜をパクパク食べているような光景が見えて面白かったです。
しばらくすると麻酔がとても効いてきて視界がゼロになります。その間は何が行われているのか自分にはさっぱりわかりません。医師に「右上を見ていて」と指示されたので、視界はまったくありませんが必死に視点を右上に向けました。
水晶体の交換は黒目の部分というのは少し膨らんでいますが、横から切れ目を入れて、まず元からある水晶体を超音波(たぶん)で砕いて吸い出します。その後レンズを入れ縫合します。自分にはいつ水晶体を交換したのかまったくわかりませんでした。
手術開始から1時間ぐらい経ったでしょうか。無事手術は終わりました。

手術当日(手術後)

手術した目にガーゼが貼られます。このガーゼは翌日の診察まで勝手に取ってはいけません。
自分の場合は手術していない目はすでに失明しているため、麻酔によって手術したほうの目はまったく視界がゼロになります。つまり何も見えません。でも看護師さんが丁寧に手を引いて誘導してくれるので病院内は安心です。真っ暗闇ですが怖がらず看護師に身を委ねて頑張って歩きます。最後に会計をするのですが、何も見えないので看護師に財布を見せて「お金取ってください」「お釣り入れてください」とお願いしました。自宅まではサービスで送迎してもらえましたが、マンション入口から自分の部屋の玄関前まで運転手さんに誘導してもらいました。看護師さんや運転手さんには感謝しかありません。

本当にありがとうございました。

というわけで、手術自体よりも帰宅するほうが大変でしたw

手術後

手術後に再度診察があります。自分の場合は増殖膜が取り除かれている事、眼底の網膜の状態それから眼圧を測りました。「状態は良好」と言われました。
入浴や洗髪などについては事前に言われていると思いますので、指示に従ってください。術後の点眼薬や飲み薬(痛み止め含む)も処方されますので、医師・薬剤師の指示を守って服用・点眼してください。
さらにガーゼを外した後は保護眼鏡を約一週間ほど常時着用しなければいけません。これは目を手で触ってしまうのを防止するためです。就寝時も着用しなければいけません。また、硝子体部分にガスやシリコンオイルを入れた場合は寝るときの姿勢を指示される場合があります。これも医師の指示に必ず従ってください。
自分は硝子体内部にシリコンオイルを充填しましたが、仰向けだけNGと言われました。横向きで寝続けるのって結構しんどいです。仰向けが恋しいよーw さらに保護眼鏡をしたまま寝るのも結構しんどくてなかなか大変です。しばらく辛抱の日々が続きます。
今回自分が目に充填したシリコンオイルはずっとそのままというわけには行かず、数カ月後に再手術が必要になります。網膜の状態が安定しているかや出血が無いかを定期的に診察し、問題なしと医師が判断したら生理食塩水に交換するようです。生理食塩水にした後は、数カ月をかけて除々に視力は回復していくらしいです(もちろん個人差がある)。問題なければ再手術は無いです。経過が好ましくない場合はシリコンオイルを再充填することもあるようです。

改めて、まとめ

目の手術はまったく怖くありません。不安なのはわかります。しかし早期発見・早期治療が肝要なのは言うまでもありません(←左目を失明しているお前が言うなw)。症状が悪くなれば悪くなるほど費用がかかり、治療期間も長くなります。最悪の場合は失明することになり、二度と光を感じられることはできなくなってしまいます。
経験者なので自信を持って言えます。大丈夫です何も心配ありません。現代の医療技術はものすごく進歩しています。手術前に杞憂する必要はまったくありません。すぐに手術を受けてください。

さいごに

ネットで手術のことを調べると不安になるばかりで、そういった記事を調べることさえ嫌になってしまうでしょう。その気持ち本当によくわかります。また、実際に手術を受けた方の経験談というのはなかなか見つけにくいものです。ですので実際に目の手術を受けた者として、手術がどうだったのかを書いてみました。不安を煽るような事は一切書いていないつもりです。
しつこいですが、最後にこの言葉で締めくくりたいと思います。

安心して手術を受けてください。
不安なのはわかりますが大丈夫です。

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