Power Apps で アプリを作製する際に Form を使用してデータを保存する場合、
データの保存が成功・失敗に係わらず、次の処理が動いてしまうというご相談をいただくことがあります。
今回は、そのようなケースの解決方法をご紹介したいと思います。
サンプルアプリ(解決前)
例えば次のように、1つの Form とその Form の情報を保存するための登録ボタンがあるとします。
登録ボタンの OnSelect プロパティは次のようになっており、保存完了後にデータ登録成功後画面に遷移するといった処理になります。
SubmitForm(Form1);
Navigate(データ登録成功後画面)
ですが、このような作り方だと必須であるテキストフィールドに何も入力されていなくても成功画面に遷移されてしまいます。
解決方法
登録ボタンの OnSelect プロパティに記載していた Navigate 関数を、
Form コントロールの OnSuccess プロパティに移すことで、
データ保存が成功した場合にのみ画面遷移が行われるようになります。
サンプルアプリ(解決後)
成功した場合
失敗した場合
まとめ
登録や保存といったボタンの処理に、データの保存や保存後の処理、画面遷移といった処理を一緒に実装してしまうことはよくありますが、今回のようにすることで正常に保存されたときの処理とそうでなかった時の処理を明確に分けることができます。
Form を使ってデータを登録するアプリを作成するときは、ぜひお試しください。