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Form の失敗時に次の処理が動いてしまう事象について

Last updated at Posted at 2024-07-25

Power Apps で アプリを作製する際に Form を使用してデータを保存する場合、
データの保存が成功・失敗に係わらず、次の処理が動いてしまうというご相談をいただくことがあります。

今回は、そのようなケースの解決方法をご紹介したいと思います。

サンプルアプリ(解決前)

例えば次のように、1つの Form とその Form の情報を保存するための登録ボタンがあるとします。
登録ボタンの OnSelect プロパティは次のようになっており、保存完了後にデータ登録成功後画面に遷移するといった処理になります。

SubmitForm(Form1);
Navigate(データ登録成功後画面)

image.png

ですが、このような作り方だと必須であるテキストフィールドに何も入力されていなくても成功画面に遷移されてしまいます。


image.png

解決方法

登録ボタンの OnSelect プロパティに記載していた Navigate 関数を、
Form コントロールの OnSuccess プロパティに移すことで、
データ保存が成功した場合にのみ画面遷移が行われるようになります。

image.png

サンプルアプリ(解決後)

成功した場合

データ保存が成功したときのみ、指定した画面に遷移します。
image.png

失敗した場合

データ保存が失敗すると、画面遷移は行われません。
image.png

まとめ

登録や保存といったボタンの処理に、データの保存や保存後の処理、画面遷移といった処理を一緒に実装してしまうことはよくありますが、今回のようにすることで正常に保存されたときの処理とそうでなかった時の処理を明確に分けることができます。
Form を使ってデータを登録するアプリを作成するときは、ぜひお試しください。

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