はじめに
はじめまして!
現在クラウドインテグレーターでMSP(監視・運用・保守)として働いている、入社半年の新米エンジニアです。
異業種からIT業界に飛び込んで半年。最初の頃は用語が飛び交う環境に圧倒されましたが、最近ようやく少しだけ、「点と線がつながる」感覚が出てきました。
今回は、実務を半年経験した今だからこそ言える、「入社前にやっておいて良かったこと」と、逆に「もっとこうしておけば良かった!」という反省点を、実務のエピソードを交えてまとめたいと思います。
自己紹介・前提として
私は以下のようなバックグラウンドで、今の会社に入社しました。
前職: 新卒から5年間、動物病院に勤務。PCは明細や日報の作成で触れる程度で、ITとは無縁の世界にいました。
学習背景: オンラインのエンジニアスクールでAWSを学ぶコースを受講。
入社前の保有資格: ITパスポート、AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA)
現在の仕事: クラウドインテグレーターのMSP(監視・運用・保守)として勤務して半年。
💡 入社前にやっておいて良かったこと
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Terraformによるインフラ構築体験
実務ではコードを直接書く機会はまだ少ないですが、Terraformを触っておいたことは大きな武器になりました。
なぜ役に立ったか:
公式ドキュメントを読みながらコードを書く過程で、「セキュリティグループ(SG)がどこに紐づいているか」「CIDRブロックはどう設計するか」といったインフラの裏側の仕組みを意識せざるを得なかったからです。
効果:
コンソール操作だけでは見えにくい「リソース同士の繋がり」を、コードを通じて構造的に捉える練習になりました。
その結果、実務でアラート対応をする際も、対象リソースの周辺環境が以前より頭に入ってきやすくなったと感じています。
全く知識がない状況で現場に入るよりも、状況把握のスピードがついたはずだと感じます。
参考:当時のTerraform学習アウトプット(GitHub)
https://github.com/NagisaSawada/Terraform-Hands-on
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監視ツールの導入や操作(New Relic)
やったこと:
EC2にエージェントを入れ、メトリクスを可視化→Slackへ通知する
やったこと:
実務では多くの監視ツールを使いますが、一つでも「自分で導入して画面を見た」経験があるだけで、初見のツールに対する心理的ハードルがグッと下がりました。
「あの設定項目は、このツールではここにあるはずだ」と、必要な情報を探すスピードが上がったと感じます。
🤔今振り返って「もっとこうすれば良かった」こと
ネットワーク基礎と「切り分け」の知識
MSP業務の中でも冷や汗をかくパターンとして、「手順書通りにやってもサーバーに接続できない時」が挙げられます。
実務での課題:
踏み台経由で対象サーバに接続できない時など、それが自分の設定ミスなのか、お客様側の環境によるものなのか、知識不足で咄嗟に判断できないことがありました。
教訓:
応用的なツールを触る前に、SSHやping、ポート番号、ルーティングといった「NWの基礎」を、「トラブル時にどこを疑うべきか」という視点で深掘りしておけばよかったと感じています。
📚支えになったツールと学習法
Notion: 学習ログはすべてNotionに集約しました。
こだわり: エラーが出た際、「解決策」「参考URL」「当時の証跡」をセットで記録。後で落ち着いた時に「まとめページ」として整備することで、知識の定着を図りました。
(自分流の使い方は上記New Relicハンズオンに記しております)
進捗管理: ステータス管理機能を使い、学習の優先順位と期限を可視化。未経験からの膨大な学習量をやりくりするのに不可欠でした。
Cloud Tech & 書籍
- Cloud Tech(YouTube):
主にAWS SAAの資格取得のために活用していましたが、それ以上に「AWSリソースの全体像」を把握するのに非常に役立ちました。
解説が丁寧で、イラストや図解が豊富です。初心者にとってイメージしにくいクラウドの概念を、視覚的に理解することができました。 - 『AWSエンジニア入門講座』(書籍)
初めて目にする専門用語がイラストで例えられていて、最初の「イメージ作り」に非常に分かりやすかったです。
- 『AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書』
機能解説が簡潔で、辞書的な感覚ですぐに調べられるのが魅力です。
図解が多いので、実務で不明点が出た際も理解が捗ります。
これから
現在は個人のNotionにナレッジを溜めていますが、今後は汎用的な解決策は社内のブログやwikiなどに還元していきたいと考えています。
自分の「自己満足なメモ」が、いつかチーム全体の財産になるよう、アウトプットを続けていきたいです。
最後に
大変なことも多いMSPの現場ですが、入社前に「手を動かしてアウトプットした経験」が、今の自分を支える自信になっています。
この記事が、これから新たにインフラ業界を目指す方の参考になれば幸いです。