はじめに
AWS未経験の僕が、以前(7/23)にAWSSAA(SAA-C02)の試験を受験して合格しました。
今回は、AWSSAAの受験のために必要な最低限の知識についてまとめていきたいと思います。
※合格体験記については、私のブログに記事がありますのでご覧頂ければと思います。
AWS未経験の僕がSAA-C02をどのように勉強したのか?
僕の合格点について
添付の結果の通り、かなりギリギリで合格しています。
(点数:725/合格点:720)
AWSSAA(SAA-C02)受験の前に必要な最低限の知識とは?
こちらの知識になります。
- 基本的なネットワーク知識
- TCP/IPの知識
- ストレージプロトコルの知識
では、掘り下げていきたいと思います。
基本的なネットワーク知識
AWSにてインフラを構築するためには、基本的なネットワーク知識が必要です。
なぜなら、VPC(Virtual Private Cloud)の構築に必要になる知識だからです。
例えば、こちらの知識になります。
- CIDR(Classless Inter-Domain Routing)
- サブネットマスク
- IPアドレスの割り振り方
- デフォルトゲートウェイ
こちらの知識は、オンプレミスでのインフラ構築の際にも使用します。
CCNAを勉強して頂くと、この辺の知識は自然と身に付けられるでしょう。
TCP/IPの知識
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とは、**「インターネットなどで一般的に使われるプロトコル」**です。
こちらのTCP/IPの知識を事前に覚えておいた方が問題が解きやすいです。
なぜなら、
- セキュリティグループ
- ACL
- Route53
等でTCP/IPの知識が必要とされるからです。
例えば、
- HTTP
- HTTPS
- SSH
- DNS
- SNMP
などは覚えておかないと、そもそもAWSにてインフラ環境の構築ができないです。
これらもまた、CCNAやLPIC level1等を勉強して頂くと身に着けることができます。
こちらのサイトに解説がありますので、ご参考下さい。
TCP/IPをはじめから - ネットワークエンジニアとして
TCP/IPとは
ストレージプロトコルの知識
ストレージプロトコルについての知識も試験問題を解くためには必要だと感じました。
なぜなら、下記のようなサービスでストレージプロトコルの知識が必要だからです。
- Amazon EFS
- Amazon FSx
- AWS Storage Gateway
上記のサービスを使うためには、こちらのストレージプロトコルの知識を抑えておく必要があります。
- iSCSI
- NFS
- SMB(CIFS)
オンプレミスにてストレージの構築やストレージマウント作業に携わったことのある人であれば、わかりやすいと思います。
ストレージ作業未経験者は、AWSにて実際に手を動かして学んで頂くのが早いです。
まとめ
○AWSSAAに挑戦するためには、これらの知識は最低限レベルで必要
- 基本的なネットワーク知識
- TCP/IPの知識
- ストレージプロトコルの知識
○最低限知識を習得するためには、こちらの資格を勉強すると良い
- LPIC level1
- CCNA