Node.jsとRubyの環境構築
1. Homebrewをインストール
2. nodebrewでNode.jsをバージョン管理
3. rbenvでRubyをバージョン管理
Rubyのインストール
rbenvというツールを使ってRubyのインストールやバージョンの管理をおこないます。
rbenvとruby-buildのインストール
Rubyのバージョンを管理するツールであるrbenvをインストールします。
$ brew install rbenv
.bash_profileを「テキストエディット.app」で開いて、以下の内容(3・4行目)を書き込みます。
export PATH=/usr/local:$PATH
export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
export RBENV_ROOT=/usr/local/var/rbenv
if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
.bash_profileを再読み込みします。
$ source .bash_profile
Rubyをインストールするためにrbenv install
コマンドを実行したいのですが、そのためにはruby-buildプラグインをインストールする必要があります1。
$ brew install ruby-build
これでRubyをインストールする準備が整いました。
Rubyのインストール
インストールできるRubyのバージョンの一覧を表示します。
$ rbenv install -l
以下のようにRubyのバージョンが表示されます。
Available versions:
1.8.6-p383
1.8.6-p420
1.8.7-p249
1.8.7-p302
1.8.7-p334
1.8.7-p352
1.8.7-p357
1.8.7-p358
1.8.7-p370
1.8.7-p371
...
ここでは、一覧の中から2.1.6
のRubyをインストールします。
$ rbenv install 2.1.6
最後に、インストールしたRubyを利用できるように設定します。
$ rbenv global 2.1.6
念のため、設定したRubyのバージョンを確認します。
$ ruby -v
ruby 2.1.6p336
と表示されました。
RubyGemsのアップデート
RubyGemsとは、"gem"と呼ばれるRubyのライブラリを管理するツールです。Rubyのバージョンが1.9以上であれば、Rubyのインストール時にRubyGemsもインストールされています2。npmと同様にアップデートだけしておきます。
以下のコマンドで、現在のRubyGemsのバージョンを確認します。
$ gem --version
RubyGemsのバージョンは2.2.3
でした。次に、RubyGemsをアップデートします。
$ gem update --system
再度バージョンを確認すると、2.4.8
にアップデートされていました(2015年6月18日現在)。
「Node.jsとRubyの環境構築」バックナンバー
- Homebrewをインストール
- nodebrewでNode.jsをバージョン管理
- rbenvでRubyをバージョン管理