1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Web ターミナルから Databricks CLI を使ってシステムテーブルスキーマを有効化する

Posted at

パブリックプレビュー中(2024/5 時点)である Azure Databricks のシステムテーブルを確認してみたかったので有効化してみました。

また、有効化のためにcurl コマンドを使用する必要があるのですが、Databricks Runtime 15.1を使用すると、ノートブックの Web ターミナルから Databricks CLI を使用できるようになったのでこちらを使ってみました。

前提

システムテーブルスキーマを有効化するにはUnity Catalog が必要となります。

image.png

有効化前は system カタログには information_schema しか見えていないはずなので、access, billing, compute スキーマを見えるようにしていきます。

image.png

Web ターミナルから Databricks CLI を使用

ノートブックに Runtime のバージョンを 15.1 に設定したクラスターをアタッチします。
Web ターミナルから Databricks CLI を使用するための要件は下記となります。

image.png

Web ターミナルを開くには、右側のサイドバーの下部にあるアイコンをクリックします。

image.png

下図のようなターミナルが起動します。

image.png

システムテーブルスキーマを有効にする

使用可能なシステムテーブルスキーマを表示する

まずは使用可能なシステムテーブルスキーマを表示してみました。

curl -v -X GET -H "Authorization: Bearer <PAT Token>" "https://adb-<xxx>.azuredatabricks.net/api/2.0/unity-catalog/metastores/<metastore-id>/systemschemas"
  • PAT Token:パーソナルアクセストークン(作成時に表示される文字列)
  • adb-xxx.azuredatabricks.net:対象のワークスペースのURL(Azure Portalから確認可能)
  • metastore-id:メタストアID(カタログエクスプローラーの歯車マークから確認可能)

image.png

ターミナルで上記コマンドを実行すると、下記のような表示があります。

{"schemas":[{"schema":"operational_data","state":"UNAVAILABLE"},{"schema":"access","state":"AVAILABLE"},{"schema":"billing","state":"AVAILABLE"},{"schema":"compute","state":"AVAILABLE"},{"schema":"marketplace","state":"AVAILABLE"},{"schema":"lineage","state":"UNAVAILABLE"},{"schema":"information_schema","state":"EnableCompleted"}]}`

state:AVAILABLE:スキーマは使用できるが、まだ有効化されていない
state: EnableCompleted:スキーマは有効化され、カタログエクスプローラーに表示される

システムテーブルスキーマを有効化する

有効化するには下記のコマンドを実行します。

curl -v -X PUT -H "Authorization: Bearer <PAT Token>" "https://adb-<xxx>.azuredatabricks.net/api/2.0/unity-catalog/metastores/<metastore-id>/systemschemas/<SCHEMA_NAME>"

SCHEMA_NAMEaccess, billing, compute に変更して実行することで state: EnableCompleted となり、カタログエクスプローラーに表示されます。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?