こんにちは、Kaneyasuです。
手前味噌ですが、私は日々の業務や学びをもとに、月3〜4本のペースで技術ブログを書き続けており、その習慣を2年ほど継続しています。
この記事では、私がブログを継続するうえで大切にしている考え方をまとめてみました。
本記事の対象者
本記事は技術ブログを今から書きたい人、気持ちはあるけど続かない人を想定して執筆しています。
技術ブログの質を向上させたい人に有効なことは記述できていないのでご了承ください。
2024年度のアウトプット実績
私は主に所属組織のエンジニアブログとQiitaの2つに記事を投稿しています。
技術的な記事は前者、技術以外のことはQiitaに書くことが多いです。
昨年度のアウトプットは以下のとおりです。
- ブログ:33本(会社ブログ)+23本(Qiita)
- 登壇:25回
- ウェビナー:5回
なお、12月に re:Invent に参加した際にはかなりの本数をまとめて書きました。
それを差し引いても、全体的に多くの記事を出せたと思います。
頑張りました。
そんな私ですが、技術ブログを続けるために意識していることがあります。
技術ブログを続けるために大切なこと
技術ブログを続けるために大切なことは何でしょうか?
結論はシンプルで、「やめないこと」です。
自分の情熱が途切れないように工夫し、継続できる形を作る。
これが、私にとっての「やめないこと」です。
やめないようにする工夫
書くことをやめないために、私は次の点を意識しています。
1. ノルマを柔軟に満たす
継続的な活動では、自分のノルマやペースを崩してしまうと気持ちが切れ、フェードアウトしてしまいがちです。
これを防ぐには「何らかの形で自分のノルマを満たす」ことを意識しています。そうすることで、気持ちが折れる確率を下げられます。
2. 記事のボリュームを調整する
ブログ執筆の目的は「記事を書くこと」そのものです。
長文の本格記事にこだわらず、「ちょうどいいボリューム」で書いて投稿することを優先します。
自分のノルマを満たしつつモチベーションを維持することが大切です。
3. 引き算を意識する
「ちょうどいいボリューム」とはどのくらいでしょうか。
人によって異なりますが、多くの人は技術ブログに「読み物」ではなく情報やヒントを求めていると思います。
業務の合間に読むことも多いため、簡潔で引き算がうまい記事の方が価値を感じてもらえることが多いです。
引き算の記事とは?
「引き算の記事」とは、その記事で一番伝えたいことを最優先にし、それ以外を最小限にする記事です。
例)
- 特定の課題の解決策を共有する
- 専門的な知識を簡潔に伝える
- 手順を示す
- 知識を整理してまとめる
課題解決や専門知識の部分はしっかり書きますが、前置きや後書きはシンプルで十分です。
また、手順を紹介する記事なら流れやわかりやすさを重視し、細部の説明は必要最低限にします。
例えば、セットアップ手順を紹介する記事でコマンドが並んでいた場合、すべてのオプションを逐一説明するのは冗長だと感じられるでしょう。
読むのに時間がかかる記事が必ずしも良いとは限らないのです。
記事のポイントを絞るコツ
記事の焦点を明確にするために、私は次の点を意識しています。
タイトルに「伝えたいこと」を込める
例)AWS CodePipelineとAWS CodeArtifactでソースコードのパッケージ化と共有をやってみる
これを「AWS CodeArtifactとは?」としてしまうと、サービス全体を説明しなければならない印象になり、SEO(検索エンジン対策)的にも弱くなります。
記事で伝えたいことを絞るため、タイトルの段階でスコープを限定します。
限定した条件下であれば、検索においても上位を狙えるようになります。
記事の対象者と検証環境を書く
記事の対象者は誰か?どんな知識を持っている人を前提としているのか?
必要な前提情報を明記しておくことで、本題以外を大胆に省略できる雰囲気になります。
少なくとも私は前提条件ある記事を見たら、条件を述べてるのだからカットで問題ないと感じるはずです。
また、検証環境を明記することは再現性を担保するためにも重要です。
環境の情報があることで、読者は「自分の環境で再現できるか」を判断できます。
検証環境が書かれていない記事は「参考にしづらい」と見なされることもあるでしょう。
まとめ
技術ブログを続けるために、私が意識しているのは次の3点です。
- やめないこと
- やめなくてすむくらいのボリュームで書き続けること
- 引き算を意識した記事にすること
この考え方を持ち続けることで、無理なく記事を積み重ねることができています。