Instana Observability Advent Calendar をご覧の皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
23日目の記事です。週末なのでサクッと読める内容にしたいと思います。
私は業務において自身の検証環境へInstana AgentをインストールしてInstanaの機能を色々検証することがあるのですが、その際に時々使う小ワザ(?)をご紹介します。
普段はとある検証用のバンクエンドへ、自身の検証用サーバーに導入したInstana Agentを接続しています。が、この検証用バックエンドが何らかの理由で一時的に利用できない場合や、個別プロジェクトでの検証を行う場合に、一時的にInstana Agentを異なるバックエンドにも接続したいケースがあります。そんな時に使っている方法です。
Instana Agentは複数のバックエンドに接続させることが可能となっています。その方法は製品マニュアル "Configuring Multiple Backends" で紹介されています。これを使います。
設定は簡単です。
例えば Instana Agent を2つのバックエンドに接続させたい場合、"Instana Agentディレクトリー"/etc/instana にある com.instana.agent.main.sender.Backend.cfg ファイルを コピーして、次のように2つのファイルを用意します。
com.instana.agent.main.sender.Backend-1.cfg
com.instana.agent.main.sender.Backend-2.cfg
コピー元の com.instana.agent.main.sender.Backend.cfg はリネームしておきます。
(残っていると新たに作成した2つのファイルが読み込まれません。)
そしてそれぞれのファイルに記述されている次のパラメーターを、それぞれ接続させたいバックエンドのものへ変更し、保存します。いずれの値もそれぞれのバックエンドの「Instana Agentのインストール」画面で確認できます。
パラメーター名 | 設定内容 |
---|---|
INSTANA_AGENT_ENDPOINT | バックエンドのAgent接続用エンドポイント |
INSTANA_AGENT_ENDPOINT_PORT | バックエンドのAgent接続用エンドポイント・ポート |
INSTANA_AGENT_KEY | Agent接続用のキー |
Instana Agentを再起動します。
これでInstana Agentは2つのファイルに記述されたバックエンドへ接続します。
以上です。
明日はクリスマス・イブですね。
それでは皆様良い週末を!