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初心者でも5分で完了!CursorでApidog-MCPを使いこなす方法

Last updated at Posted at 2025-08-18

はじめに

CursorはAI搭載のIDEとして、MCP(Model Context Protocol) を通じて外部サービスと連携できる機能を提供しています。この連携機能を活用することで、コーディング中にAPI仕様書を確認するためにブラウザとエディタを行き来する非効率な作業から解放されます。

Cursor × Apidog-MCP連携を設定すれば、コード作成中にAIに「このAPIのリクエスト例を教えて」と指示するだけで、必要な情報がすぐに得られるようになります。この記事では、APIドキュメント管理ツール「Apidog」とCursorの連携方法を初心者にも分かりやすく解説します。

準備するもの

連携を始める前に、以下のものを用意しておきましょう:

  • Cursorのインストール
  • Apidogのアカウント(無料プランでOK)
  • MCPについての基本知識(必須ではありません)

MCPとは、AIがAPIドキュメントを直接参照できるようにする仕組みです。

Access TokenとプロジェクトIDの取得

CursorからApidogのデータにアクセスするには、認証情報が必要です。具体的にはAccess TokenプロジェクトIDの2つです。

  1. Apidogにログインして、「アカウント設定」→「APIアクセスToken」ページに移動 apidog-id.png

  2. 「保存&生成」ボタンをクリックして、表示されたトークンをコピー

    ⚠️ このトークンは秘密情報なので、他人に共有しないでください

  3. 連携したいプロジェクトを開き、「設定 > 基本情報」ページで プロジェクトID を確認 apidog-pid.png

CursorでのMCP設定方法

ApidogとCursorを連携させる方法は2つあります。

方法1:Apidogからワンクリック設定(初心者向け)

Apidogから直接Cursorに設定を連携する方法です:

  1. 任意のAPIを選択し、右クリックでメニューを表示 apidog-1.png
    apidog-2.png

  2. 自動的にCursorウィンドウが開き、設定ページが表示される apidog-3.png

  3. 表示されたページで、先ほどコピーした「プロジェクトID」と「Access Token」を入力

方法2:手動設定(上級者向け)

細かい設定をカスタマイズしたい場合は、手動で設定ファイルを編集する方法もあります。 cursor-setting.png

CursorのMCP設定ファイル(mcp.json)に以下のような内容を追加します:

  • macOS / Linuxの場合:
    
    {
      "mcpServers": {
        "API specification": {
          "command": "npx",
          "args": [
            "-y",
            "apidog-mcp-server@latest",
            "--project=<YOUR_PROJECT_ID>"
          ],
          "env": {
            "APIDOG_ACCESS_TOKEN": "<YOUR_PROJECT_ID>"
          }
        }
      }
    }
    
  • Windowsの場合:
    {
      "mcpServers": {
        "API specification": {
          "command": "cmd",
          "args": [
            "/c",
            "npx",
            "-y",
            "apidog-mcp-server@latest",
            "--project=<YOUR_PROJECT_ID>"
          ],
          "env": {
            "APIDOG_ACCESS_TOKEN": "<YOUR_ACCESS_TOKEN>"
          }
        }
      }
    }
    
  • YOUR_ACCESS_TOKEN:取得したApidogのアクセストークン
  • YOUR_PROJECT_ID:連携したいプロジェクトのID

apidog-4.png

連携テスト

設定が完了したら、動作確認をしましょう。Cursorで以下のプロンプトを入力します:

ApidogからAPI一覧を取得してください
  • 正常に動作すれば、AIがApidogからプロジェクト内のAPI一覧を表示します apidog-cursor.png

  • エラーが発生した場合は、以下を確認してください:

    • トークンの有効期限
    • プロジェクトIDの正確性
    • 設定ファイルの構文

実際の使用例

連携が成功したら、実際の使用例を見てみましょう。Cursorで以下のように質問します:

ユーザー一覧を取得するAPIのリクエスト例をJavaScriptで生成してください

AIは以下の処理を行います:

  1. MCPを通じてApidogのプロジェクトにアクセス
  2. ユーザー一覧APIの情報を取得
  3. JavaScriptでのリクエスト例を生成
// ユーザー一覧取得APIの呼び出し例
const fetchUsers = async () => {
  try {
    const response = await fetch('https://api.example.com/users', {
      method: 'GET',
      headers: {
        'Authorization': 'Bearer YOUR_TOKEN',
        'Content-Type': 'application/json'
      }
    });
    
    if (!response.ok) {
      throw new Error(`APIエラー: ${response.status}`);
    }
    
    const data = await response.json();
    console.log('ユーザー一覧:', data);
    return data;
  } catch (error) {
    console.error('エラーが発生しました:', error);
    throw error;
  }
};

// 関数を実行
fetchUsers();

プロジェクトに合わせたコードが生成されるため、すぐに実装に利用できます。

まとめ

CursorとApidog-MCPの連携設定は簡単で、効果的です:

  • 短時間で設定完了
  • APIドキュメント確認の効率化
  • AIによる正確なコード提案
  • チーム内でのAPI仕様共有の円滑化

この連携はフロントエンドとバックエンドを行き来する開発者に特に有用です。AIとAPI管理ツールの連携は、今後の開発現場でますます重要になるでしょう。

おまけ

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