はじめに
先日、地元の勉強会でLT(ライトニングトーク)をしたのですが、発表後の質疑で「何を言っているのかわからない」と言われてしまいました。
ショックでしたが振り返ってみると、いくつか明確な原因がありました。
この記事では、
- LTが伝わらなかった原因
- そこから学んだこと
- 今後LTをするときに気をつけたいこと
をまとめています。
何があったか
地元の、主に初心者向けの月一で開催される勉強会にて、LTをしました。
内容は、これです。
私自身は、何度かLTをしたことがありますが数年ぶりでした。久しぶりに人前で話すため、練習もしましたが当日は緊張し、声は震え、説明もガタガタになってしまいました。
そして、発表後の質疑応答で、一人の参加者がこう言いました。
「内容、なにを言っているのかさっぱりわからないのだけど、みんな理解できるの?」
瞬間、しまった、やってしまった、と思いました。
何が悪かったか
なぜ、このように失敗したLTになってしまったか、振り返ってみると、主に次の3つが原因だったと思います。
- 勉強会参加者の前提知識を考えていなかった
- 専門用語を説明なしに使っていた
- 「発表実績を作ること」が目的になっていた
勉強会参加者の前提知識を考えていなかった
この勉強会には何度も参加したことがあり、わかっていたはずなのですが、参加者は開発寄りの方が多く、学生さんもいらっしゃいます。
「勉強をはじめてみた」という、自分としては初学者的な内容だと思っていたのですが、インフラ寄りの視点になっていました。参加者の前提知識を考慮した内容にすべきでした。
専門用語をそのまま使っていた
前提知識の話と関連しますが、初心者にはそのままでは通じない専門用語をたくさん出していました。
- Software Designという雑誌名をなんの説明もなく出していた
- デーモン、ルートレス、AWS ECSなどインフラの用語を説明なく使っていた
- コンテナの説明はしたが、「コンテナといえばDocker」などと前提知識がない人には伝わらないことを言っていた
こういった部分が積み重なって、参加者を置いてけぼりにしてしまったのです。
ただ、私はこれまで出たIT勉強会のLTで専門的な話が出てきて、「さっぱりわからない」と思うことが多くありました。どこかで「LTってそういうものなんだな」と思っていたふしがありました。しかし参加者の専門領域がある程度固まっているコミュニティのLTと、幅広い初心者も参加できるコミュニティのLTとは心構えが違います。
「発表実績を作ること」だけ考えていた
そして、これが一番の原因だと思います。
私は「LTで発表する、とにかくやる、しゃべる」ことだけを考えて、わかりやすい内容にする、わかりやすく説明するという大前提をすっとばしていたと思います。
実は現在、これから就職活動を始める予定です。そのため「なにかアウトプットした実績を作りたい」という気持ちが強く、「LTをやること」自体が目的になってしまいました。その結果、配慮の薄いLTになってしまったと思います。
今後に向けて
これに懲りず、今後もLTをしたいです。今回の経験を踏まえて、次からはこのような点を意識したいと思います。
参加者の前提知識を考慮する
初心者も多く参加するコミュニティならば、しっかり用語説明もします。最低限必要な前提知識があればそれも説明します。
内容を絞る
今回、「コンテナとは・DockerとPodmanの違い・はまったこと・アウトプットしたこと」など、内容を盛り込みすぎました。用語説明も含めて5分で喋り切ることが可能な、絞った内容にするべきです。
感情が動いた体験をベースに話す
やってみて面白かった、大変だった、失敗した、これが好き、楽しい等、自分の感情が動いたことをベースにLTを作ったほうが、参加者が共感できる内容になると思いました。
おわりに
「わからない」と言われたのはショックでしたが、いい経験になりました。
「就活のため」なんて焦らず、さまざまな経験を積んで、IT技術を楽しんで、それが次のLTのネタになればいいな、ぐらいで行ければと思います。