皆さんこんにちは!コミュニティで動画を担当しています監督さんです。
UiFesという“年に一度”の本気の舞台
UiPathコミュニティが年に一度開催するユーザー向け最大級のイベント
「UiPath Festival(通称UiFes)」
その中に、持ち時間わずか5分でUiPathへの想いと情熱をぶつける
**「ユーザーLT(ライトニングトーク)」**というセッションがあります。
私はこのLT発表というチャレンジに、大げさかもしれませんが毎年命を懸けて挑み続けています。
2019年、すべてはここから始まった
初めて参加したのは2019年。
それから年を追うごとに作品のスケールは拡大し、制作期間は約8か月、制作費も数十万円
規模にまで膨らみました。
ここまで引き返せなくなった理由は単純です。
「来年は、もっとすごいものを期待しています」
そう声をかけてくださる仲間と視聴者の存在が、私の背中を押し続けてきたのです。
「地球温暖化」をテーマにメッセージを込める挑戦
昨年のUiFesでは、「地球温暖化」をテーマにLTを制作しました。
日本国内にとどまらず、世界中の人にメッセージを届けたいそんな強い想いがありました。
https://youtu.be/GI448A9DoBY
制作は苦難の連続でした。
シナリオハンティングのためにUiPathのイベントへ足を運び、刑事さながらに情報を集める。
構成はプロのドラマ監督である友人にチェックしてもらい、ナレーションはラジオ番組を持つ
プロの声優さんに依頼。5分のLTに、ありったけの情熱を注ぎ込みました。
手応えと、次に立ちはだかった世界への壁
イベント当日。
会場の反応、X(旧Twitter)の投稿、配信スタッフの声など評価は上々でした。
イベント終了の翌日、私はすぐに、YouTubeでの公開準備に取りかかりました。
グローバル展開を見据え、英語字幕はネイティブの方とのダブルチェック。
さらに未公開シーンを追加し、できる限りの完成度に仕上げました。
届かないDM、そして転機の一言
しかし、ここで一つの壁にぶつかります。
海外コミュニティとの直接的なつながりがなかったのです。
インドのマネージャーが来日した際のイベントに参加し、普段は出ない懇親会にも参加しました。
家庭の事情で飲み会は避けがちですが、この時ばかりは必死でした。
けれど、期待とは裏腹に、後日LinkedInで送ったDMに返事はありません。
正直、途方に暮れていました。
そんな中、救いの言葉をくれたのが
「世界のコミュニティとつながろう」というセッションを担当されていた kokoさん でした。
「とにかく、世界中のMVPにLinkedInでDMを送ってみてください」
その一言で、迷いは消えました。
フランスMVP・Hibaさんとの出会い
LT動画の題材はフランスに関連する点が多かったこともあり
私は面識のなかったフランスMVPの Hibaさん にDMを送りました。
するとどうでしょう、驚くほど早く、そして丁寧な返信が届きました。
UiPathの方々とつながっていた私のプロフィールを見て、活動内容を理解してくれたのかもしれません。

やり取りを重ねるうちに、
フランスのコミュニティでも動画を共有してもらえることが決定。
こうして、当初の目標は現実になりました。――2024年の出来事です。
次なる挑戦、そして白紙のシナリオ
そして2025年3月。
次のUiFesに向けたシナリオを考える時期がやってきました。
前作を超えるため、例年通り3DCGを使ったスタイルを検討しましたが、費用と制作時間の壁は高いものです。
そこで舵を切ったのが、生成AIを活用した制作でした。
ところが、時間だけが無情に過ぎていきます。
6月のUiPathイベントではAIエージェントやMaestroの話を長時間聞いたものの、
例年なら完成しているはずのシナリオは、まだ白紙のまま。
フランスの日常が、テーマを連れてきた
生成AIで日々何百枚もの実験を重ねても、ヒントは降りてこない。
焦りが募る中、再び助け舟を出してくれたのが、Hibaさんでした。
実は8月から、家族がフランスへ留学することになり、
フランスの日常や働き方について話を聞く機会が増えていました。
その中で気づいたのです。
日本とフランスでは、UiPath開発の“前提となるライフスタイル”が大きく違うということに。
この視点なら、日本とフランス、双方の視聴者の心に届く。
こうしてテーマが決まりました。
若手社員の悩みと、一本につながる物語
折しも職場では、若手社員から
「UiPathが上達しない」「技術者同士、どうつながればいいのか」
という相談を受けることが続いていました。
すべてが、一本の線でつながった瞬間でした。
7月、本格的な制作がスタート。
私はフランスの開発手法について質問を箇条書きにし、Hibaさんに投げました。
返ってくる回答は的確で、対応も驚くほど迅速。
フランスコミュニティのYouTubeを繰り返し視聴し、
WebではYahoo! Franceを毎日チェック。
それでも分からない点は気分屋のChatGPTに低姿勢で質問し、さらに分からなければHibaさんに聞く
――この繰り返しです。
8時間の時差と、深夜の共同制作
8時間の時差のため、夜にDMが届き、朝8時までがトークタイム。
生活リズムは完全に夜型に逆転しました。

話を聞く中で分かったのは、
技術そのものは共通していても、
残業なし・プライベート重視・チームワーク重視という環境の違い。
教育体制も、全社員RPA教育、講師を招いた集中講座、YouTubeでの反復学習など、
日本との手厚さの差は歴然でした。
この学びは、プロジェクトの若手社員にも必ず還元したいと思っています。
英語でのコミュニケーション
過去に英会話学校のレッスン受け放題コースを受けていた関係で読むことは可能なのですが、翻訳には主に Google翻訳を使い、違和感があれば手作業で修正。
英語に自信がない方は、ChatGPTやGemini、Copilotを使えば十分です。
いえ、AutoPilotですね(笑)。
なぜ、そこまで協力してくれたのか
Hibaさんに理由を尋ねると、
「以前、日本のコミュニティでとてもお世話になったから」と話してくれました。
その言葉が、胸に深く残っています。
六本木で、世界と一気につながった夜
12月。六本木で開催された UiPath Fusion に参加しました。
グローバル参加者の多いイベントで、
Global Community Leadのコリーナさんらが参加するミートアップがありました。
悩んだ末、私はDoorKeeperの「参加」ボタンをクリックしました。
UiPath Friendsがつないだ、日本と世界
ここで状況は一変します。
SNSやメールなどQRコードを6つ載せた名刺を手に、LinkedInで次々とつながる。
日本ではLINE、海外ではLinkedIn――これは本当に実感しました。

制作をするうえで気になっていたライトニングトークでUiPathキャラクターを使ってよいかを相談すると、
答えは即OK。
さらに、同様の事例を持ち自信で作成したイラストを公開しているエジプトのMVPまで紹介してくれました。
家に帰ってからエジプトのMVPの方にフレンド申請をするとすぐに承認して頂き、
ライトニングトークの話をす ると全力でサポートするという返事が。これで作品作りが更に
楽しみになってきました。
世界は、思っていたよりずっと近かったのです。
この物語を、次につなぐために
ここまで来られたのは、
UiPath Friends というコミュニティの土台があったからこそ。
立ち上げに尽力されたUiPath渡辺さん、kokoさんには、心から感謝しています。
日本と世界のコミュニティが固い絆で結ばれている
「UiPath Friends」
この素晴らしい取り組みを、
一人でも多くの方に知っていただけたら――
そう、強く願っています。


