私はクラウドサーバを利用する前にレンタルサーバ、VPSを利用してきました。
特にVPSは個人的に利用する場合の選択肢として最有力です。
クラウドサーバを導入する際にメリットを聞かれることが多いのでまとめてみます。
サービス | クラウド | VPS | レンタルサーバ |
---|---|---|---|
コスト | × | 〇 | ◎ |
自由度 | 〇 | 〇 | × |
性能 | ◎ | 〇 | × |
拡張性 | ◎ | △ | × |
難易度 | × | △ | ◎ |
将来性 | ◎ | 〇 | △ |
コスト
レンタルサーバの圧勝です。
限定された機能を安価に提供するため月額利用料なども無料から用意されています。自由度
サーバ自体のカスタマイズ性を表してみました。
クラウドもVPSもOS自体を選択出来るものが普通なので環境的に許される限りカスタマイズ可能です。性能
CPU構成から自由に選択出来るクラウドに軍配があがります。
また解約や初期化を行わなくてもスケール変更が可能なので必要な性能に応じた構成をとれます。
レンタルサーバは特定の機能限定なら素晴らしいパフォーマンスを発揮することがあるので侮れません。拡張性
サーバ単体以外の部分に関してどれだけ機能提供されているかを表してみました。
クラウドはサーバ以外の部分にどれだけ魅力を感じるかがポイントになると思います。難易度
導入の容易さを表してみました。
クラウドもVPSもOSとサーバソフトウェアを理解していれば問題ありませんが、
FTPでHTMLファイルをアップロードして完了!なレンタルサーバには勝てません。将来性
どんなインターネットサービスであろうと拡張、縮小、終了、世代交代など変化が起こります。
そのときに自社でサーバ、サービス、ネットワークなどを一元管理出来る点は非常に有利です。
エンジニア的にも知識の幅が広がるのでサービス利用しなくてもクラウドのコントロールパネルは一通り触ってみて
名称などの由来を調べてみることをお勧めします。
結構VPS有利な結果になりましたが、これはVPS歴が長かったのと
インターネットサービスを作る上でミドルウェアを自由に選択出来る時点で十分なことが多かったためだと思います。
クラウドは基盤となっている物理サーバの世代も随時新しくなって行きますし、
世のトレンドに合わせた機能が新サービスとして追加されるスピードも速いのでお勧めです。