プロキシサーバーとは
プロキシサーバーとは、高速なアクセスや安全な通信を確立するための中継サーバのこと。
プロキシサーバーは、インターネットへのアクセスまたはインターネットからのアクセスを代理で行う。
プロキシ(英語: proxy)
代理を意味する。つまり、プロキシサーバーとは「代理サーバー」という意味。
フォワードプロキシ
クライアントの代わりにサーバーへリクエストを送信するプロキシサーバー。
主な目的
1. データの取得を高速化
- データをキャッシュすることで、取得時間を短縮する。
2. セキュリティの向上
- 許可されていない不正サイトへのアクセスをブロックする。
3. アクセス履歴の管理
- アクセス元を一元管理し、誰がどのサイトにアクセスしたかの情報を記録できる。
4. アクセス制限の緩和
- CORS非対応のAPIにブラウザからアクセスする際、代理でアクセスすることでリクエストを可能にする。
リバースプロキシ
クライアントからのリクエストを受け取り、適切なサーバーに転送するプロキシサーバー。
主な目的
1. 負荷軽減
- データをキャッシュすることで、Webサーバーの負荷を軽減する。
- HTTPSの複合化をリバースプロキシで行い、Webサーバーの負担を減らす。
2. 負荷分散
- リクエストを複数のサーバーに振り分け、アクセス集中を防ぐ。
3. セキュリティの向上
- クライアントから直接サーバーにアクセスさせないことで、不正な攻撃を防ぐ。
纏め
フォワードプロキシ と リバースプロキシ は、それぞれ役割が異なる。
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フォワードプロキシ は、クライアント(ユーザー)の代わりにインターネットへアクセスする。
- 主に キャッシュによる高速化・セキュリティ向上・アクセス管理 を目的とする。
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リバースプロキシ は、クライアントからのリクエストを受け取り、適切なサーバーに転送する。
- 負荷軽減・負荷分散・セキュリティ向上 に貢献する。
同じ「プロキシサーバー」でも、配置や役割によって全く異なる機能を持つことがわかりました!