Raspberry PiにAndroid Thingsを導入する

Android Thingsってなに？
使うもの
Android Thingsを導入してみよう
まとめ

1. Android Thingsってなに？

Android Thingsとは、Raspberry Piなどのシングルボードコンピュータ上で動かすことのできるAndroidOSです。
2015年にリリースされ、今年2018年5月7日に公式版が発表されました。
今まではRaspberry PiでIoTなどをするにはPythonやRaspbianなどの知識が必要でした。
しかし、このAndroid Thingsでは、Androidアプリと同じように開発ができるようになり、アプリエンジニアなどでも手を出しやすいようになりました。

2. 使うもの

Raspberry Pi Model B
SDカード
Android Thingsのイメージを書き込むためのPC

3. Android Things を導入してみよう

Android Thingsのコンソールを使えるように登録しましょう。

このような画面が出てくるのでボックスにチェックを入れてcontinueを押します。

次にAndroid Thingsのイメージをダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了したら、
sudo ~/イメージまでのパス/android-things-setup-utility/android-things-setup-utility-linux ←ここは自分のPCのOS
このコマンドを実行しましょう。

What do you want to do?
1 - Install Android Things and optionally set up Wi-Fi
2 - Set up Wi-Fi on an existing Android Things device

このような表示になったら1を選択します。

What hardware are you using?
1 - Raspberry Pi 3
2 - NXP Pico i.MX7D

次にどのハードウェアを使うか聞かれるので、1のRaspberry Pi 3を選択します。
この選択をすることにより、Raspberry Pi 3用のイメージがダウンロードされます。
それが完了すると以下のような文言が出てきます。

Do you want to use the default image or a custom image?
1 - Default image: Used for development purposes. No access to the Android
Things Console features such as metrics, crash reports, and OTA updates.
2 - Custom image: Upload your custom image for full device development and
management with all Android Things Console features.

ここは、1のDefault imageを選択します。

Plug the SD card into your computer. Press [Enter] when ready
書き込みたいSDカードをセットしたらEnterを押します。
最後に、
Would you like to set up Wi-Fi on this device? (y/n)
と聞かれるので n を選択しEnterで終了します。

これが終わったらインストール導入は完了です。

イメージを書き込んだSDカードをRaspberry Piにセットし、画面、キーボード等を繋げたら電源を入れます。

このような画面が出るのでしばらく待ちます。

この画面が出たら、CONTINUEをクリックし、setup画面でwifiの設定をしたら導入完了です。

4. まとめ

今回、Raspberry PiにAndroid Thingsを導入することができたのでこれから、Android Thingsの記事を書いていきたいです。