シリーズ目次
- FrontISTR をAWS で動かす~AWSネットワーク構築編~
- FrontISTR をAWS で動かす~AWS S3, EC2 作成編~
- FrontISTR をAWS で動かす~EC2にFrontISTRをインストール編~
キーペアの作成
AWS では EC2インスタンスへ安全なアクセスをするために公開カ鍵方式によるログイン情報の暗号化を子なっている.
FrontISTRのためのクラスタの構築にはキーペアを指定するため,新規に作成する
マネジメントコンソールのサービス一覧よりEC2を選択する.
キーペアを作成
サイドバーから キーペア を選択し,キーペアを作成 ボタンをクリックする
キーペアの作成画面
キーペアの作成画面にてキーペア名FrontISTR-KEY
を入力し,キーペアを作成をクリックする.プライベートキーファイル形式は .pem とした
キーペアの作成が完了すると,FrontISTR-KEY.pemというファイルが保存されるので保管する
プライベートキーは再発行できないの点に注意すること.また漏れたらマズイことになる
S3 バケットの作成
ローカル環境から EC2 インスタンスへのデータの受け渡し方法はいくつかあるが, 今回は Amazon Simple Strage Service(S3) というサービスを利用することとする. S3は伸縮可能なオブジェクトストレージで, 格納したデータの量に応じて料金が発生するサービスである.
バケットの作成
はじめにバケットと呼ばれる入れ物を作成する.
マネジメントコンソールのサービス一覧よりS3を選択する.
バケットを作成
サイドバーからバケットを選択し, バケットを作成 ボタンをクリックする
バケットの作成画面
バケット名sasaco-frontistr-bucket
, リージョンは東京
を選択し, その他のオプションはデフォルト設定とした
バケット名は, 他の人に使われていない名前を付ける必要がある
以上の操作で, 空のバケットが作成されました
EC2 の作成
Amazon Machine Image(AMI) は EC2 インスタンスの起動に必要な情報がつまったテンプレートである. FrontISTR が動作するクラスタを構築するために, FrontISTR が動作するAMIを作成する必要がある.FrontISTR が動作するAMIを1から作成するのは
大変なのであらかじめ用意されているFrontISTR が動作するAMIを利用する.
公開されているAMI の ID を調べる
はじめにベースとなる FrontISTR が動作するクラスタを構築するため の AMI の ID を調べる. 以下のamis.txtファイルから
release-2.11 の # alinux2, ap-northeast-1 の ID ami-***
を覚えておく
インスタンス作成
マネジメントコンソールのサービス一覧よりEC2を選択する.
サイドバーからインスタンスを選択し, インスタンスを起動 ボタンをクリックする
ステップ1: Amazon マシンイメージ(AMI)
上記で調べたAMI の IDを検索バーに入力し, コミュニティーAMIから合致する AMI を選択する
ステップ2: インスタンスタイプの選択
今回は 無料枠の対象である t2.micro を利用することとする.
ステップ3: インスタンスタイプの選択
ネットワーク, サブネット を作成済みのものをリストから選択し,自動割り当てパブリックIP は 有効 にする.
その他の項目はデフォルトとした.
ステップ4: ストレージの追加
デフォルトとした.
ステップ5: タグの追加
今回は立ち上げたインスタンスの名前を区別できるように Nameキーと値を入力したが, このステップは飛ばしても問題なく, あとからでも再設定が可能である.
ステップ6: セキュリティグループの設定
セキュリティグループはこれまでの手順では作成していないのでSSH接続のみを許可する設定で新規作成する.
今回は,ソース(許可するIPアドレス)をマイIPにし, その他からのアクセスを拒否する設定とした.
ステップ7: インスタンス作成の確認
下記のメッセージが表示されたが, 起動ボタンを押した.(自己責任でお願いします.)
お客様のインスタンス設定は無料利用枠の対象ではありません
キーペアの選択
作成しておいたキーペアを選択してインスタンスを作成する.
起動を確認する
起動が完了すると, インスタンスが running の状態となっていることが確認できる.立ち上がったインスタンスにチェックして IPv4パブリックIP が割り当てられていることを確認する.
インスタンスにログインする
SSHコマンドを使って作成したインスタンスにログインする
ssh -i FrontISTR-KEY.pem ec2-user@**.**.**.**
**.**.**.**
の部分は, 適宜読み替えること
執筆時点の私の環境だとこうなった