Google Cloud PlatformのサービスであるCloud Run。
超ざっくり一言でいうと「簡単にコンテナアプリを動かせる環境」です。
コンテナアプリは作って、さあ次Kubernetesとか、Knativeとか、
気になってるけど環境を用意するのが大変そう、、、という方の足がかりにオススメです。
そんなCloud Runのかわいいポイントを紹介します。
※本投稿ではフルマネージドのCloud Runについてのみ言及します。
Cloud Runとは
もうちょい正確に言うと、
「GCPが管理しているどこかのKubernetesクラスタ上で動いているKnative環境」です。
Knativeとは、とかをお話すると長くなるので、
「なんかKnativeっていうコンテナを扱うプラットフォームがあって、それをGCPが用意してくれてる」
っていう感じです。
かわいいポイント1: 簡単
用意するのはコンテナのイメージだけ。
デフォルトではTCP 8080で待ち受けるWebアプリを想定しているので
そんな感じのアプリをコンテナ化(&イメージ作成)しておけば
あとはそれを指定するだけで動いちゃいます。
↑設定項目は、コンテナイメージ、プラットフォーム(フルマネージドか否か)、サービス名、認証(外部公開するか否か)だけ
かわいいポイント2: 便利
Cloud Run(というかKnative)の便利な機能として、
カスタムドメインのSSL化があります。
独自ドメインが使えるのは当たり前、なんと自動でLet's Encryptの
SSL証明書をあててくれます。
更新も不要!らくちん!
かわいいポイント3: まだちょっと不器用
Knativeの機能として細かいルーティング制御がありますが
こちらはまだCloud Runでは使えません。
使えるようになれば、Canaryリリースができるようになるなど
ルーティングの幅が広がります。
こちらは今後の動きに注目です。
まとめ
Cloud RunをきっかけにKnativeやIstio、
Kubernetesの世界に踏み込むこともできると思いますので
コンテナアプリに興味がある方はぜひ触ってみてください。
Cloud RunかわいいよCloud Run。