2
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

VMWareのCentOS7仮想マシンをHyper-Vに移行する。

Last updated at Posted at 2018-12-01

概要

自宅PCにWindows10 Proのライセンスを手に入れてから、とりあえずVirtualBoxで作成していたCentOS7の仮想マシンをHyper-Vに移行してみました。(参考

VMWareでも同じこと試してみようかと思いまして、個人利用フリーのVMWare Workstation Playerで作成したCentOS7仮想マシンをHyper-Vに移行してみることにしました。

(※Hyper-Vを動かしているのと同じ環境でVMWare Workstation Playerを動かそうとしたのですが、Hyper-Vが有効になっている環境ではVMWare Workstation Playerが素直に動かないようです。
VMWare Workstation Playerで変換元仮想マシンを作る際はHyper-Vを無効にしました。
変換元仮想マシン作成後に再度Hyper-Vを有効にしています。)

環境情報

  • 変換元仮想マシンの作成情報

  • 仮想化ソフトウェア: VMWare Workstation 15 Player

  • ゲストOS: CentOS 7.5

  • 変換ソフト: StarWind V2V Converter (公式

  • ホストOS: Windows10 バージョン1803

VMDKファイルをVHDXファイルに変換

フリーソフトの「StarWind V2V Converter」を使用してみたところ、特にエラーもなく変換できました。GUIで直感的に作業が出来るので楽です。
以下は今回試した例です。
(※ちなみにWindows 7上で変換を試してみたらエラーになりました。Hyper-VをONにしているWindows 10で実施するのが確実かと思われます。)

  • Select location of image to convert

  • Local file を選択します。

  • Source image

  • File nameに「VMWare Workstation 15 Player」で作成した仮想OS「CentOS 7.5」のVMDKファイルを選択します。

(※今回はテスト用に作成した仮想環境なのでVMDKファイルは1ファイルでしたが、スナップショットとかとっているとVMDKファイルが複数できていたりして(VMWare Esxiの経験上)混乱すると思いますが、VMware vCenter Converter Standaloneでエクスポートしたり、スナップショットを削除したりすればVMDKファイルは1ファイル(ディスク数が複数ならそれと同数)になります。)

  • Select location of destination image

  • Local file を選択します。

  • Select destination image format

  • VHD/VHDX を選択します。

  • Select option for VHD/VHDX image format

  • VHDX growable image を選択します。

  • Set destination file name

  • File name にVHDXファイルの出力先を指定します。


以降はVirtualBoxで作成されたVDIファイルをVHDファイルに変換したときと同じでした。(参考

内容は同じですが、一応記します。


Hyper-Vで仮想マシンを作成

「Hyper-Vマネージャー」から該当サーバーを右クリックして「新規」>「仮想マシン」を選択します。

  • 名前と場所の指定
項目 設定値 備考
名前 fromVmware なんでもOK
  • 世代の指定

  • 第1世代

  • 起動メモリ

  • (自由に設定してください。私はデフォルトの1024MBかつ動的メモリ使用としました。)

  • ネットワークの構成

項目 設定値 備考
接続 nat なんでもOK
(私は別途作成したnatを使用しました。参考)(※ちなみにCentOS6を変換する場合はレガシーネットワークを使用する必要がありました。)
  • 仮想ハードディスクの接続
  • 既存の仮想ハードディスクを使用する。
項目 設定値 備考
場所 (「StarWind V2V Converter」で作成したVHDXファイルのフルパスを指定します。)

「要約」画面を確認したら「完了」ボタンを押下します。

CentOS7の初期RAMディスク再作成

上記で作成した仮想マシンをそのまま起動すると初期RAMディスクを正常に読めずに起動失敗します。
レスキューモードで起動して、dracutコマンドで初期RAMディスクを再作成します。
(※ちなみにCentOS6の変換の場合は初期RAMディスク再作成は不要でした。)

レスキューモード起動

CentOS7起動時のカーネル選択画面でrescue「CentOS Linux (0-rescue-省略) 7 (Core)」を選択して起動します。

初期RAM再作成

「端末」を起動して以下コマンドを実行します。

commannd
$ su -
# cd /boot/
# dracut -force
# shutdown -r now

起動後

通常のカーネルを選択して起動します。

起動後は動作やログを確認しつつ不具合をつぶして行きます。とりあえず私はVMWareで作成したネットワークアダプタに関する設定は全て削除してHyper-Vで追加したネットワークアダプタ用の設定を入れなおしました。

2
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?