1. はじめに
先日の VMware by Broadcom による発表によって、今まで有償だった VMware Workstaion Pro と VMware Fusion Pro が「無償」で利用できるようになりました。嬉しい!
Windows/Linux/macOS 上で VMware 仮想マシンを稼働させられます。
例えば MacBook 上でも Windows 11 と Ubuntu Linux を同時に動かすことができます。
私も個人的な検証で利用するためにダウンロードし、実際にインストールしてみたので備忘録として書いてみます。
続報です。2024/11/11 付で VMware by Broadcom からのアナウンスにより、個人利用 (Personal Use) に加えて教育・商用での利用も無償となりました!全てのユーザーが VMware Workstation Pro と VMware Fusion Pro を無償利用できます。
2. ダウンロード & インストールしてみる
ソフトウェアをダウンロードする
まずは下記ブログの赤枠のところ、Broadcom サポートポータルのソフトウェアダウンロードに遷移します。
事前に Broadcom サポートポータルにログインするためのユーザープロファイルを作成しておく必要がある点はご留意ください。私の場合は、個人の Gmail アドレスでアカウント作成をしています。
初回のソフトウェアのダウンロードに際しては、ソフトウェア輸出規制にかかる確認 (Trade Compliance Verification) のため、電話番号と住所の登録が追加で求められました。私は個人の携帯番号と住所で登録しています。
今回は VMware Workstaion Pro をダウンロードします。
「VMware Workstation Pro 17.0 for Personal Use (Windows)」を選択します。
使ってみる
Amazon EC2 の Windows Server 2019 仮想マシンに「VMware Workstation Pro 17.0 for Personal Use (Windows)」をインストールしてみます。
インストール時には、「Use VMware Workstaiton 17 for Personal Use」を選択します。
もし既存で VMware Workstaion を利用されていている場合は、利用中のライセンスキーを削除しておく必要があるのでご注意ください。
念のためライセンスを確認してみると、「Type: Personal Use Only」となっていました。
有効期限の設定もないので、ソフトウェアが動く限りは今後も使っていけるようです。
VMware Fusion Pro もダウンロードできました
Apple macOS で利用する場合は、VMware Fusion をインストールします。
「VMware Fusion Pro for Personal Use」についても同様にダウンロード可能でした。
3. 参考資料
実際に macOS 上に Windows 11 と Windows Server 2022 仮想マシンの作成までやってみました
VMware Workstation Pro の動作環境としてサポートされている Windows OS および Linux OS
VMware Fusion Pro の動作環境としてサポートされている Apple macOS
VMware Workstation Pro と VMware Fusion Pro ソフトウェアのダウンロードリンクが記載された VMware Blog (2024 年 5 月 13 日付)
VMware Workstation Pro と VMware Fusion Pro ソフトウェア が全てのユーザーに対して無償利用になったとアナウンスした VMware Blog (2024 年 11 月 11 日付)