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【2025年】VMUG Advantageが激変!VCP認定必須時代のホームラボ戦略

Last updated at Posted at 2025-12-30

はじめに

VMware vExpert を2022年から継続している @sanjushi003 です。
自宅でVMwareホームラボを運用しながら、日々検証やコンテンツ作成に励んでいます。

さて、2024年末にVMUGコミュニティに激震が走りました。長年親しまれてきた「EvalExperience」プログラムが終了し、ライセンス取得のルールが根本から変わったのです。「え、会費払えばライセンスもらえるんじゃなかったの?」という声をあちこちで聞きます。

今回は、Broadcom体制下で生まれ変わった VMUG Advantage の全容を、実際に使っている立場から解説します。📝

Gemini_Generated_Image_VMUGAdvantage_2025.png

EvalExperience終了、何が変わった?

旧制度(〜2024年11月30日)

以前は年額$200を払ってVMUG Advantageに加入すれば、以下の製品が365日間使い放題でした。

  • vSphere ESXi Enterprise Plus(6 CPU)
  • vCenter Server Standard
  • NSX Enterprise Edition
  • vSAN Enterprise
  • vRealize Suite一式
  • Horizon Advanced
  • Workstation Pro / Fusion Pro

認定資格?不要です。Webサイトでポチッとダウンロードするだけ。初学者にも優しい時代でした。

新制度(2024年12月1日〜)

ここからが大きな変化です。VCP認定資格の取得が必須条件になりました。

現在は2つのオプションが用意されています。

オプション1:vSphere Standard Edition

  • 必要資格:VCP-VVF Administrator/Architect
  • コア数:32コア
  • 期間:1年間
  • VMUG Advantage:不要(ただし試験割引には必要)

オプション2:VMware Cloud Foundation フルスタック

  • 必要資格:VCP-VCF Administrator/Architect/Support
  • コア数:128コア
  • 期間:最長3年間
  • VMUG Advantage:必須(アクティブ維持が条件)

正直に言うと、オプション1の32コアvSphere Standardでは、本格的な検証環境としては物足りません。NSXもvSANも使えないので、現代のPrivate Cloudスタックを学ぶには不十分です。

一方、VCP-VCFを取得すれば128コアのフルスタック。vSphere、vSAN、NSX、Aria Suite、さらに2025年6月からはvDefend FirewallとAvi Load Balancerまで付いてきます。本気でホームラボをやるなら、こちら一択でしょう。

料金は?日本から加入する場合

基本料金

年額 $210 USD です。2024年から$10値上がりしましたが、為替の影響のほうが大きいですね。💰️

2025年12月現在のレートで換算すると、クレジットカード請求額は約33,000円〜34,000円くらいになります。月額換算で約2,750円、1日約90円。缶コーヒー1本分と思えば…まあ、ギリギリ許容範囲...ということにしておきましょう。

試験割引が地味にデカい

VMUG Advantageメンバーには、VMware認定試験の50%オフバウチャーが年1回付与されます。🉐

  • 通常価格:約$250(約40,000円)
  • 割引後:約$125(約20,000円)

この特典だけで年会費の約60%を回収できる計算です。VCP-VCF取得を目指すなら、先にVMUG Advantageに加入して割引を使うのが賢いルートです。

ライセンス取得の手順

では、実際にライセンスを取得するまでの流れを説明します。

Step 1:VMUG Advantageに加入

vmug.comでメンバーシップを購入します。

超重要ポイント:Broadcom認定アカウントと同じメールアドレスで登録してください。メールが一致しないと、後のポータルで照合に失敗します。過去に会社メールと個人メールを使い分けていた人は要注意です。

Step 2:VCP-VCF試験の準備

「資格取得が先って、鶏と卵じゃない?」という声が聞こえてきそうです。

安心してください。無料の学習リソースが充実しています。

  • VMware Hands-on Labs(HOL):ブラウザでVCF環境を触れます
    • HOL-2610-01-VCF-L(VCF 9.0 Platform)
    • HOL-2610-02-VCF-L(VCF 9.0 Automation)
    • HOL-2610-03-VCF-L(VCF 9.0 Operations)
  • VMware {code} YouTube:VCP-VCF Study Groupの動画が公開されています
  • Japan VMUGの勉強会:「vExpertが語る会」で勉強会が開催されています

私自身、HOLを繰り返し触りながら学習しました。実機がなくても十分に準備できます。

Step 3:試験を受験

VMUGストアポータルから$125割引バウチャーをダウンロードして、Pearson VUEで予約します。年1回の使用制限があるので、しっかり準備してから挑みましょう。

Step 4:ライセンスポータルへアクセス

試験に合格したら、以下のURLにアクセスします。

通常のBroadcomサポートポータルとは入り口が違うので注意してください。

「Not Requested」をクリックしてライセンスをリクエスト。処理に4〜6時間かかります。VCF 9.xからはトークンベースのライセンシングになっているので、「Generate Tokens」からトークンを生成してSDDC Managerに登録します。

Step 5:ライセンス更新

ライセンスは試験合格日から1年間有効です。有効期限の60日前から、約20問の軽量リフレッシャー試験を受験できます。合格すれば1年延長、これを最大2回まで繰り返せるので、合計3年間ライセンスを維持できます。

注意点:これだけは覚えておいて

商用利用は厳禁

個人のホームラボ環境での非本番利用のみ許可されています。仕事で使ったらアウトです。⚠️

パッチ適用にはサポート契約が必要

ライセンス単体ではパッチサーバーにアクセスできません。ここはちょっと痛いところ。セキュリティパッチを当てたい場合は、別途対応が必要になります。

2025年12月8日から本人確認が追加

米国輸出規制に基づく本人確認プロセスが追加されました。ライセンス発行時に少し手間が増えています。

vExpertを目指すなら

vExpert 2026の申請期間は2025年12月中旬〜2026年1月中旬です。

実はvExpertに認定されると、VMUG Advantageの1年間無料サブスクリプションが特典として付いてきます。約33,000円相当ですね。

ただし注意点があります。vExpert特典でメンバーになっても、VCP認定がなければライセンスはもらえません。認定試験は自力でクリアする必要があります。

つまり、これからvExpertを目指す人の戦略としては:

  1. 自費でVMUG Advantageに加入
  2. 50%割引でVCP-VCFを取得
  3. ライセンスでホームラボ構築
  4. 検証記事を書いてvExpert申請
  5. 認定されれば次年度以降のVMUG Advantage更新費が無料に!!

という流れが王道でしょうか。もちろんホームラボは必須ではなく、どこかに検証環境があったり、あるいはハンズオンはVMware HoLを使い倒すなど色々な方法が考えられます。

まとめ

VMUG Advantageの新体制、初期投資は確かに増えました。

  • メンバーシップ:$210
  • VCP-VCF試験(割引後):約$125
  • 合計:約$335〜460

でも、得られるものも大きい。128コアのVCFフルスタックを最長3年間使えるのは、本格的なホームラボ派にとって魅力的です。

「会費だけでOK」の時代は終わりましたが、VCP認定という明確なゴールができたことで、学習のモチベーションにもなります。Japan VMUGの「vExpertが語る会」で勉強会も開催されているので、コミュニティの力を借りながら、これからもVMwareテクノロジーをエンジョイしていきましょう!🚀

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