最近(2021/12/6)でアナウンスされたVMware Cloud on AWS 向けDRソリューション VMware Cloud Disaster Recovery (VCDR) について、たくさん嬉しいアップデートがあったのでメモ。
#1. そもそもVMware Cloud Disaster Recoveryって?
VMware Cloud on AWS向けのDRソリューションです。巷ではVCDRとよく略称で呼ばれます。日本では2021年1月に東京リージョンでサービス提供開始されたDR (災害対策)ソリューションです。VMware社のブログでもやさしく解説されていますが、クラウドならではのメリット (必要な時だけデプロイ) を活用できる素敵なソリューションです。
#2. そういえばVMware Cloud on AWSって?
オンプレとクラウドのそれぞれに強みを持つ両社が共同開発したクラウドサービスです。Amazon EC2ベアメタルインスタンス上にVMware仮想環境が構築されています。両社の公式サイトも参考にどうぞ。
#3. VMware Cloud Disaster Recovery (VCDR) アップデートまとめ (2021/12/6時点)
つい最近アップデートがありましたのでいくつか抜粋してまとめます。
File-level Recovery
ファイル単位のリカバリーに対応しました。今までは最小でもVM単位のリカバリー(災害発生時からの復旧)だったので、ファイル単位でリカバリーできるというのは使い勝手が非常に良くなりますね。
Protect workloads running on VMware Cloud on AWS SDDC with low RPOs
VMware Cloud on AWS から VMware Cloud on AWS (例えば東京リージョンから韓国ソウルリージョン)に対してDR構成を組むことは以前からできたのですが、最小RPOは4時間でした。それが今回のアップデートで最小RPOが30分に短縮されました。より厳しいDR要件にも対応できるようになりますね。 (ちなみに2021/9/3のアップデートでは、オンプレミスvSphere仮想環境からVMware Cloud on AWSへのDR構成で最小RPOが4時間から30分となっていたので、それが拡張された形になります。)
AWS Asia-Pacific (Osaka) region
大阪リージョンのVMware Cloud on AWSは今までVMware Cloud Disaster Recovery (VCDR)に非対応でしたが、今回のアップデートで対応するようになりました。日本のユーザーにはこちらも嬉しいアップデートですね。
ほかにもたくさん..!
上記で紹介した以外にも今回たくさんのアップデートがありました。
本文は英語ですがこちらVMware DocsにVMware Cloud Disaster Recovery についてアップデートがまとまっていますのでご覧ください。
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