0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AWS JumpStart 2026 に参加して学んだこと

0
Last updated at Posted at 2026-08-09

はじめに

2026年6月4日〜5日に開催された AWS JumpStart 2026 に参加しました。

AWS JumpStart は、AWS が主催する初学者向けの実践的な研修プログラムで、クラウドの基礎知識から主要サービス、アーキテクチャ設計までを短期間で学ぶことができます。

私は普段クラウド基盤を扱う業務を行っているわけではなく、AWSについても基礎レベルの知識しかありませんでした。そこで今回の研修を通して、

  • AWSサービスの概要を理解する
  • システム規模に応じたアーキテクチャ設計を学ぶ
  • AWS環境を実際に操作してみる

ことを目的に参加しました。
1日目:AWSサービスと設計の考え方を学ぶ

まずは主要サービスを理解する

1日目はAWSの主要サービスについて学習しました。

代表的なサービスとして、

  • EC2(仮想サーバー)
  • RDS(リレーショナルデータベース)
  • Route53(DNS)
  • CloudWatch(監視)
  • CloudFront(CDN)
  • ElastiCache(キャッシュ)

などが紹介されました。

サービス単体の説明だけではなく、「なぜそのサービスを使うのか」という観点で説明されていたため、実際のシステム構成をイメージしながら理解を深めることができました。

ユーザー数によって構成は変わる

特に印象的だったのが、ユーザー数の増加に応じてアーキテクチャが段階的に進化していく考え方です。

小規模なシステムでは、

EC2 + RDS

のようなシンプルな構成で十分です。

しかし利用者が増えるにつれて、

  • ALBによる負荷分散
  • Multi-AZ構成
  • Auto Scaling
  • CloudFront
  • ElastiCache
  • リードレプリカ

などを導入し、可用性やスケーラビリティを高める必要があります。

これまで私は「最初から完璧な構成を作るべき」と考えていましたが、

まずはシンプルに作り、必要に応じて拡張する

という考え方が非常に重要であることを学びました。

Design for Failure

研修の中で何度も登場した考え方が「Design for Failure」です。

これは、

障害は必ず発生するものとして設計する

という考え方です。

単一障害点(SPOF)を排除し、どこかのサーバーやサービスが停止してもシステム全体は動き続ける構成を目指します。

クラウドらしい設計思想を感じる部分でした。

AWSを都市に例えた説明が分かりやすかった

AWSの全体像について、

  • AWS = 都市
  • VPC = 建物
  • EC2 = 店舗
  • データベース = 倉庫

という例えで説明がありました。

サービス名だけを見ると難しく感じますが、この例えによって各サービスの役割を直感的に理解することができました。

ハンズオン:実際にAWSを触る

午前中は、

  • VPC作成
  • セキュリティグループ設定
  • EC2起動

を実施しました。

実際にAWSコンソールを操作することで、ネットワークやサーバー構築の基本的な流れを体験できました。

午後は、

  • ECS
  • Aurora MySQL
  • ALB

を利用したToDoアプリの構築を行いました。

さらに障害試験も実施し、コンテナの一部が停止してもサービスを継続できることを確認しました。

講義だけでは理解しにくい「高可用性」の考え方を体験できたのが印象的でした。

2日目:アーキテクチャ設計に挑戦

2日目はワーク中心でした。

ECサイトを題材として、

  • 商品一覧
  • 商品詳細
  • カート
  • 購入
  • アカウント管理

を実現するAWSアーキテクチャをグループで設計しました。

機能要件だけでは設計できない

設計時に考慮したのは、

  • 可用性
  • スケーラビリティ
  • セキュリティ
  • コスト

といった非機能要件です。

単純に「動くシステム」を考えるだけではなく、

  • 障害に強いか
  • ユーザー増加に耐えられるか
  • 運用コストは妥当か

まで考える必要がありました。

普段はアプリケーション側の視点で考えることが多いため、インフラ設計の難しさを実感しました。

アーキテクチャ図作成の流れ

設計は次のような流れで進めました。

  1. 前提条件整理
  2. 機能要件整理
  3. 非機能要件整理
  4. AWSサービス選定
  5. サービス間連携検討
  6. アーキテクチャ図作成

特に重要だと感じたのは、

AWSサービスを選ぶ前に要件を整理すること

です。

AWSには非常に多くのサービスがありますが、要件が曖昧なままでは適切な選定はできません。

まとめ

今回のAWS JumpStartを通して、AWSサービスの知識だけでなく、システム設計そのものの考え方を学ぶことができました。

特に印象に残ったのは以下の3点です。

  • Design for Failure の考え方
  • ステートレス設計の重要性
  • 要件からアーキテクチャへ落とし込むプロセス

AWSを学ぶ前はサービス名を覚えることが重要だと思っていましたが、実際には

「なぜそのサービスを選ぶのか」

を理解することの方が重要だと感じました。

今後は実際にAWS環境を構築しながら理解を深め、アーキテクチャ設計の経験も積んでいきたいと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?