三行で
- ObsidianのプラグインであるSmart composerでMarkitdownのMCPサーバーを動かす
- ローカルファイルにアクセスしてマークダウン形式に変換することができる
- 便利!
前提
Obsidian流行ってますよね。さまざまな情報を集約するPKM(Personal Knowledge Management)ツールとして注目を集めています。Obsidianのユニークな点はすべてがmdファイルで管理される点だと思います。
今回紹介するのは、Obsidian上でローカルファイルにアクセスして、任意のファイルをマークダウン形式に変換する方法です。使用するのはSmart ComposerというObsidianプラグイン、Microsoftが提供しているMarkItDown-MCPというMCPサーバーです。
Smart Composerとは
Obsidian上でLLMを動かすためのコミュニティプラグインの一つです。APIキーをセットすることで好きなモデルを使用することができます。
自分はGemini 2.5 Proを利用しています。
Obsidian上のファイルを読み込んでチャットすることができます。要するにRAGですね。
MarkItDown-MCPとは
さまざまなファイルをマークダウン形式に変換できるPythonベースのパッケージです。
できること
こんな感じで、Smart Composerのチャット画面にコマンドとファイルパスを打ち込むと、ファイルをマークダウン形式に変換できます。
/md "C:\Users\ユーザー名\Downloads\hogehoge.pdf"
例1.スライドのPDFをマークダウンに変換する
ご覧の通り、スライドの区切りもちゃんとマークダウン形式で記されます。
参考のため、添付している元ファイルはこちらです。
例2.Youtubeの動画の字幕をマークダウン形式に変換する
もちろん、Markitdownの元々の機能にあるように、ローカルファイルだけでなく、たとえばYoutubeのリンクを添付すれば、トランスクリプトをマークダウン形式で返してくれます。
設定方法
Smart ComposerのToolsからMCPサーバーの設定ができます。
パラメータは以下のように入力します。
{
"command": "uv",
"args": [
"tool",
"run",
"markitdown-mcp"
]
}
自分はuvでmarkitdownを動かす設定にしています。詳細は以下の記事をご参照ください。