背景
先日、Ubuntu 22にアップデートしました。Sunshineを使ってMoonlight経由でリモートデスクトップ環境を構築しようと考え、設定を進めました。最終的にうまく動作するところまで設定を完了しましたが、さらにオートログインを設定したいと思い立ち、設定を開始しました。
多くの情報では、以下の設定を保存して再起動する方法が紹介されています。
[daemon]
AutomaticLoginEnable = true
AutomaticLogin = user-name-here
問題発生
設定方法は正しいはずなのに、ログイン画面が表示され続ける問題に悩まされました。何度もログインを試みても、再びログイン画面に戻ってしまう現象で、一日ほど時間を費やしました。
実際の原因
実は設定は正しかったのですが、再起動直後にはオートログインが機能していたものの、操作がないために一定時間経過後にロックされてしまっていました。AutomaticLoginは再起動時の自動ログインのみを指しており、ロック後の自動ログインは含まれていません。
解決方法
GUIを使って以下の設定を行い、Automatic Screen LockとLock Screen on Suspendをオフにすることで、問題を解決できました。現在のところ、この設定でうまく動作しています。
注意点
私自身、AutomaticLoginを「毎回自動ログインしてくれる」と誤解していたため、混乱しました。AutomaticLoginOnBootのような変数名であれば、より早く問題に気付けたかもしれません。
そもそも再起動時にもログインできない場合は、他の原因が考えられるため、その際は別の対策が必要かもしれません。