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ubuntu 20.04が出たので、早速オレオレディストロの作り方のレシピを書いてみる(2020-06-04版)

Last updated at Posted at 2020-05-27

#初めに
「社内用ディストロ」ならばおそらくこの程度で事足りる筈。

組織外に「配布」する場合にはGPLやMPL、Ubuntuの知財ポリシーに従い、少なくとも以下の措置をとるべきである。

  • ソースコードを配布できる体制を整えておく
    • 必ず
  • 商標の差し替え

#要件定義

##コンセプト
COVID-19対策で注目されているテレワーク/リモートワークに全振りする

  • ベースにしたのはxubuntu 20.04 (作成開始当時、lubuntu20.04が未リリース)
  • Network ManagerのVPNプラグイン全部入り
  • Remminaの追加プロトコルのプラグインも全部入り
  • ブラウザは残す
  • それ以外のパッケージは「消せるものは消す」

###追加要件(途中で思いついた)

  • 社内でディストロのコピーをUSBメモリに焼いて引き渡す時、各々の人でバラバラな「VPNとremminaの接続設定を施した状態」で引き渡せるようにする(未解決)
    • 筆者は「機材と現物がある所に出向かないとどうしようも無い部門」に所属しているが、間接部門の人も通常通り出勤してきている。(おそらく環境未整備?)

#手順

  1. 仮想マシンor実機に(x)buntuをインストールして、パッケージを差し替える。
    2. この時、外部に配布する予定なら商標の差し替えと、ソースコードがどこに有るか分からないパッケージを含め、再配布に制限のあるパッケージを削除する(snap版パッケージはソースコードを探すのが面倒くさそう・・・)
  2. Distroshare Ubuntu ImagerでISOファイル化する

今回は外部配布向けの制作をしなかったが、パッケージのソースコードを取得するにはmanifestファイルを見てパッケージ名=バージョンの形になるようにする

$cat /media/cdrom/casper/filesystem.manifest |sed -e 's/ /=/g' >package.list

とでもすると良い。ただ、apt source --download-onlyで全てのパッケージを食わせようとしたら

NOTICE: 'accountsservice' packaging is maintained in the 'Git' version control system at:
https://anonscm.debian.org/git/collab-maint/accountsservice.git
Please use:
git clone https://anonscm.debian.org/git/collab-maint/accountsservice.git
to retrieve the latest (possibly unreleased) updates to the package.
(以下略)

と言われてしまったので、

$cat /media/cdrom/casper/filesystem.manifest |sed -e 's/ /=/g' | sed -e 's/^/apt source --download-only /g' >pkg-dl.sh
$chmod u+x pkgdl.sh

とでもするべきらしい。

#未解決の課題

  • apt等で、パッケージのソースコードの一括取得
  • 個々の人毎に違う設定をした状態のISOイメージを作るのを自動化する良い方法が思い浮かばない
  • 外部配布の場合、Snapパッケージのソースコードを落としてくるのに手間が掛かりそう(不要なら削除)

#反省点

  • ネタを思いついたのが遅くて機を逃した
  • 要件定義が甘かった
    • そもそも自分専用なら(台数が少なくてそれぞれ用途も違うので)「全てのマシンに共通して入れたい物だけをインストールするメタパッケージ」で事足りた
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