はじめに
Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)を高火力 DOKのJupyter Notebook上で起動し、ngrokを使って接続できるようにするメモです。
今回は高火力 DOKを使用します。
高火力 DOKは、さくらインターネットが提供するコンテナ型GPUサービスです。
https://www.sakura.ad.jp/koukaryoku-dok/
前提
- 高火力 DOKのアカウントを持っている
- ngrokのアカウントを持っている(無料プラン可)
ngrokのトークンを取得
ngrokを利用するには、トークンが必要です。以下の手順で取得します。
https://dashboard.ngrok.com/ にアクセスし、サイドバーのYour Authtokenを選択します。
中央にあるYour Authtokenをメモしておきましょう。
高火力DOK
Jupyter Notebookの起動
外部からの接続方法を参考にJupyter Notebookを起動し外部から接続できるようにします。
高火力 DOKのダッシュボードにアクセスし、
サイドバーから「タスク」を選択したのち「新規作成」を選択します。
タスク作成画面では、以下の情報を入力します。
項目 | 設定 |
---|---|
イメージ | quay.io/jupyter/pytorch-notebook:cuda12-python-3.11 |
HTTPポート | 8888 |
HTTPパス | / |
環境変数 | JUPYTER_TOKEN:任意の文字列 |
作成ボタンを押し、Jupyter Notebookが起動するまで待ちます。
タスク詳細画面の「HTTP URI」をコピーして、ブラウザーのアドレスバーに
(コピーしたHTTP URI)/?token=(JUPYTER_TOKENで指定した文字列)
を入力してください。
Jupyter NotebookにアクセスできたらNotebookのPython 3(ipykernel)
を選択します
Stable Diffusion WebUIの起動
以下コードを順番に実行します。
- stable-diffusion-webuiをgitからDL
!git clone --depth 1 https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
- ディレクトリの移動と成果物保存場所の変更
%cd stable-diffusion-webui
!ln -vs /opt/artifact ./outputs
- stable-diffusion-webuiを起動
!COMMANDLINE_ARGS="--ngrok (ngrokで取得したトークン) --ngrok-region jp" REQS_FILE="requirements_versions.txt" python launch.py
起動すると
ngrok connected to localhost:7860! URL: https://xxxx.ngrok-free.app
と表示されるので、URLをクリックします。
Stable Diffusion WebUIが開きます Yatta!!!
終わるとき
停止を忘れると従量課金されていくので忘れずに停止しましょう
高火力 DOKのダッシュボードにアクセスし、
サイドバーから「タスク」を選択したのち、今回使用したタスクを選択します。
タスク詳細画面から「中断」を選択します。
成果物について
生成した画像などの成果物は高火力 DOKのダッシュボードからダウンロードすることもできます。(期限付き)
まとめ
この記事では、高火力 DOK上でJupyter Notebookとngrokを利用し、Stable Diffusion WebUIを起動する手順を説明しました。
ここまで読んでいただきありがとうございました