はじめに
皆さまこんにちは!
北の大地で、早すぎる夏の気配に怯えている、スーパーのお惣菜店員べあです!
前回の記事では「こんなことできたらいいな」をテーマに、
商品の特徴が分かるLINE Bot を作成しました。
見てくださった方々、どうもありがとうございます!
👇 前回の記事はこちらです 👇
今回の記事では、 社内ルールを確認「質問Bot」 を作成しました!
つかったツールは 「Dify」 と 「ChatGPT」 です。
それではどうぞ!
内容と作成したきっかけ
このツールは、新たに入社してきた 新人スタッフ向け に用意したものとなります。
「前に教わったけど覚えてないな」「再確認したいんだけど、みんな忙しそう…」
これは実際に、2か月前に入社した 新人パートさんの声 です。
私のお店は短時間勤務の方が多く、時間いっぱい業務を行うと1日が終わってしまいます。
そんな中、教わったことの再確認が苦手な方もいるようで…。
もちろん私はその都度お答えしますが、365日勤務も出来ませんので、
こちらのツールを作成しました!
完成したものがこちら!
※正式な画面で動いている様子が撮れず、見づらくなりすみません。
必要なツール
今回使用したものは、たったの 3つ!
- Dify
- ChatGPT
- メモ帳
これらを使用することで、簡単なChat Botが完成しました!

間違った言葉で質問したり、リストにない質問をすると、
ちゃんと 「お答えできません」と返ってきます!
完成までの流れ
1.ChatGPTに作りたいツールの内容を相談する。

ChatGPTに、
- 新人スタッフ用に、社内ルールを聞いたら答えてくれるChat Botをつくりたい!
- 業務改善を目的としたものがいい!
-
マニュアルを読み込むのではなく、何か別の媒体に打ち込んだものを使用したい!
というプロンプトを送信。
すると上記のように返信が返ってきました!これは私も過去に欲しかった…。
いい提案でしたので、このまま作成へとすすみます。
2.メモ帳にQ&Aリストをざっくり作る。

メモ帳以外にもWordを使っても大丈夫のようでした。
メモ帳にツール入れたい内容を打ち込んで、 名前を付けて保存 をしておきます。

今回はざっと8セットの質問と答えを用意してみました!
こちらもChatGPTに相談しまして…。
「お惣菜部門に入った新人スタッフが確認したい内容はなんだろう?」 という
プロンプトのもと、一覧を準備してもらいました!
(一部変更しています)
3.Difyでチャットボットを選択し、アプリの名前と説明を打ち込む。
ここではアイコンも変えられます。
実装する際には、新人さんにとって、より身近に感じられるものに変更したいと思います!
4.ナレッジベースを作成、先ほどのメモ帳を登録する。

画像のように、作成したメモ帳が登録されるとドキュメントとして表示されます。
これでナレッジベースの登録は終了です!
5.オーケストレーション内の、プロンプトの設定をする。

こちらは、 どのような内容を打てばいいかが分からなかった ので、
ChatGPTに代筆してもらいました!
- 完結的に答えることのできる文章で作成してください!
- 設定されていない質問でも柔らかい返答をしてください!
とのプロンプトにて作成しています。
6.コンテキストを設定する。
ナレッジベースを追加し、これで 作成が完了しました!
LINE Botほど素早く返答はきませんが、用意した内容はしっかり答えてくれます!
作成に付き合ってくれたChatGPTも喜んでくれています!
(頭がパンクしてギリギリの中で作成していた為、テンションが高めです。)
さいごに
今回は、入社したての新人さん向けに「Q&A Bot」を作成しました。
本来は、ここからさらにLINE Botに繋げて、 誰もが普段から触りやすいアプリ の開発へと進めたかったのですが…未熟ゆえに完成には至りませんでした…。
作成時は正式な文章で相談せずともChatGPT側から聞き出してまとめてくれる 点が
とても助かりました!
ChatGPTの力を借りてプロンプトを作成したため 文章を考える時間が削減 できたので、
それにより生まれた時間で、 新人スタッフが陥りやすいミスを考えたり 、
実際に職場にいる 入社まもない方へのヒアリング時間 に使うことができました!
このアプリを実装したなら…
- 新人スタッフの不安をいつでも取り除ける!
- 既存パートさんの「思い出せない…」「忘れちゃった」も減少!
- 新規ルールが生まれても、いつでも内容を更新できる!
という点で 通常業務内で発生する質疑応答タイムを簡略化できる と思います。
また、このアプリをブラッシュアップするなら、
- 忘れがちな業務手順Bot 例:朝一番に出勤したら何からやるんだっけ?
- 売り場レイアウトの確認Bot 例:鮭おにぎりってどこの棚にあるの?
-
今日の引継ぎBot 例:唐揚げが売れているので追加してください
など、いかようにもアレンジが効くこのBotは可能性が無限大だと感じています!
今後も諸先輩方のいろんな記事をみて、今後も構想を膨らませていきたいと思います!
最後まで見てくださり、ありがとうございました!