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【ServiceNow】San Diegoリリース FlowDesginer「フローダイアグラムビュー」について

Last updated at Posted at 2022-05-31

ServiceNowの新バージョンであるSan Diegoが正式にリリースされました。
FlowDesignerの新機能である「フローダイアグラムビュー」を使用してみた結果をまとめました。

フローダイアグラムビューとは

フローダイアグラムビューとは作成したフローを以下のような図に変換してくれる機能です。
見た目が大きく変わり、下図ではifの分岐が通常ビューよりわかりやすくなっています。
image.png

フローダイアグラムビューを有効にする

フローダイアグラムビューを使用するにはSan Diegoにバージョンアップするだけではなく、
システムプロパティ「sn_flow_diagram.flow_diagramming_enabled」をTrueにする必要があります。

しかしこのシステムプロパティは手動更新ができないので、
Trueに更新してくれるプラグイン「Flow Diagramming」をバージョン21.1.2に更新します。

【プラグイン】
画像2.png

【システムプロパティ】
画像3.png

フローダイアグラムビューの使い方

使い方は、画面上部に表示されているビューセレクターをONにするだけです。
画像4.png

フローダイアグラムビューの使用できる条件

フローダイアグラムビューは使用できる条件が限られています。
以下の条件に合致する場合はビューセレクターをONにできます。

・「レコード」または「日付」のセクション配下のトリガーである
image.png

・以下のFlow Logicを使用している
 If、 Else If、 For Each、 End
image.png

・フローステージを使用していない
image.png

条件を満たさない場合は、ビューセレクターがクリックできないようになっていました。

フローダイアグラムビューでできる操作

今まで使用していたビューと比較してみました。

フローダイアグラムビューでのみできること
ノードのキーワード検索ができます。
複雑なフローの場合ノードの階層が多くなり、特定のアクションやサブフローを探し出すのが難しくなってきます。
その時に活躍する便利な機能です。
検索対象はアイテム名やフローロジックの条件等なので、
アクション名を完全に記憶していなくても記憶しているキーワードを打ち込むこと検索することができます。
画像6.png

通常ビューと同様にできること
通常ビューでできる以下の操作は、フローダイアグラムビューでも操作できました。
・トリガーやアクションのプロパティを設定
・トリガーとAction/Flow Logic/Subflowのノードを追加
・各ノードにNoが振られている

通常ビューでできるがフローダイアグラムビューではできないこと
・各ノードのアウトプットの確認
・ノードプロパティのフィールドに、他のノードのアプトプットをドラッグアンドドロップで設定
・フローステージの作成/追加

終わりに

ちょっとした便利機能ですが、実装時には複雑なフローの整理に役立ちますし、
実装者以外がフローを読み解く際の補助機能としても使用できそうです。

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